朝食の定番であるトースト。でも、いざ焼いてみると「表面は焦げたのに中は冷たい」「焼きムラがひどい」なんて経験、ありませんか?せっかく買った高級食パンやクロワッサンも、焼き方ひとつで台無しになってしまいます。
今回は、パンが美味しく焼けるトースターを厳選してランキング形式でご紹介します。スチーム式やコンベクション式といった加熱方式の違いも含めて、目的に合った一台を選べるように解説していきますね。
そもそも「パンが美味しく焼ける」トースターって何が違うの?
パンを美味しく焼くためには、外側をカリッと焼き上げながら、内側の水分は閉じ込めてしっとりふんわり仕上げることがポイントです。この焼き上がりを左右するのが、トースターの加熱方式です。
主な加熱方式は以下の3つ。
- スチーム式:焼く直前に水を入れてスチームを発生させ、パンの表面を包み込みながら焼き上げます。外はパリッと、中はもっちりとした食感に。
- コンベクション式:庫内に熱風を対流させて、ムラなく均一に焼き上げる方式。焼きムラが少なく、トースト全体を満遍なくアツアツにできます。
- 遠赤外線式:ヒーターから出る遠赤外線でパンの芯までじっくり加熱。表面はこんがり、中はふんわりとした仕上がりになります。
どの方式にも一長一短がありますが、重要なのは自分がどんな食感のパンを食べたいかです。それぞれの特徴を踏まえたうえで、おすすめのトースターを見ていきましょう。
パンが美味しく焼けるトースターおすすめランキング
今回のランキングは、複数の専門メディアによる実機検証結果や各メーカーの公式情報を総合的に判断して作成しました。特に、パンの焼き上がりの美味しさを最重視し、食感や焼き色の再現性を評価軸としています。
1. 【スチーム式の王者】BALMUDA The Toaster
まず最初にご紹介するのは、スチーム式トースターの代名詞ともいえるBALMUDA The Toaster。パン好きの間では知らない人はいないほどの人気モデルで、その焼き上がりは「感動的」と評されることも少なくありません。
特徴は、たった5ccの水を専用の給水口に入れてスチームを発生させるというシンプルな仕組み。焼くときに発生する水蒸気がパンの表面に薄い膜を作り、内部の水分や旨みを閉じ込めながら外側をパリッと焼き上げます。バルミューダ独自の「科学」に基づいた焼き方で、冷めたパンでも焼きたてのような食感に蘇らせることができるんです。
また、パンの種類に合わせたモードが用意されているのも魅力。食パン用の「トーストモード」はもちろん、チーズがとろける「チーズトーストモード」、フランスパンを外はカリッと中はしっとり焼く「フランスパンモード」、クロワッサンをふんわり仕上げる「クロワッサンモード」、そして好みの焼き加減で使える「クラシックモード」を搭載。上位モデルのProでは、さらに高温で焼き上げる「サラマンダーモード」も使えます。
メリットはやはり焼き上がりのクオリティ。外はカリッと、中はもっちりふんわりという理想の食感が再現しやすく、冷凍パンでも美味しく焼ける点は大きな魅力です。デザイン性の高さも人気の理由のひとつですね。
デメリットとして挙げられるのは、価格帯の高さと、毎回の給水が必要な手間。また、コンパクトな見た目ながら重量は約4.3kgあり、置き場所や持ち運びには注意が必要です。
こんな人におすすめ:パンの焼き上がりに妥協したくない人、冷凍パンをよく食べる人、キッチンのインテリアにもこだわりたい人。
こんな人には向かないかも:手間をかけずにさっと焼きたい人、予算を抑えたい人。
購入前の注意点として、クラシックモードやサラマンダーモードでは給水が不要な代わりに、水を入れてはいけないというルールがあります。公式の使い方ガイドをよく読んでから使うようにしましょう。
2. 【パン職人の技を再現】ツインバード 匠ブランジェトースター
次にご紹介するのは、ツインバードから登場した匠ブランジェトースター。パン職人・浅井一浩氏の「火入れ」技術を再現したという、新しいタイプのトースターです。
このトースターの最大の特徴は、遠赤外線ヒーターと近赤外線ヒーターの2種類を自動制御する「匠BRAIN」 を搭載している点。パンの表面と内部、それぞれに最適なアプローチで加熱することで、パン職人が焼き上げたような仕上がりを目指しています。
パンの種類に特化した4つのモードが用意されているのもポイント。食パンをふっくら焼く「トーストモード」、クロワッサンを焦げ目をつけずに香ばしく焼く「クロワッサンモード」、フランスパンを外はパリッと中はしっとりに仕上げる「フランスパンモード」、そしてカレーパンをカリッと揚げたように焼く「カレーパンモード」と、パンの個性に合わせた焼き方が可能です。さらに、260℃まで設定できるマニュアルモードも搭載しているので、パン以外の料理にも使えます。
メリットは、従来のトースターとは異なる「パンの種類を生かす」焼き上がり。特にクロワッサンやフランスパンなど、食パン以外のパンを美味しく食べたい人には大きな魅力になるでしょう。
デメリットは、まだ発売から間もない製品のため、長期間使用した口コミが少ない点です。また、価格帯は高級機に属するため、購入前の検討が必要です。
こんな人におすすめ:クロワッサンやフランスパンなど、いろいろなパンを楽しみたい人。パン職人の技術に興味がある人。
こんな人には向かないかも:シンプルな機能で十分な人。とにかく予算を優先したい人。
注意点として、このトースターが目指す焼き上がりは「こんがり」ではなく「パンの個性を引き出す」もの。従来のトースターの感覚とは少し異なるかもしれません。公式サイトで詳しい使い方を確認してから使うとよいでしょう。
3. 【スチームなしで高評価】タイガー魔法瓶 コンベクション オーブン&トースター やきたて
専門メディア『家電批評』の実機テストで総合評価1位を獲得したのが、タイガー魔法瓶のコンベクション オーブン&トースター「やきたて」 です。スチーム機能を搭載せずに、ここまで高い評価を得たモデルは珍しいといえます。
その強みは、コンベクション(熱風対流)機能と高火力の遠赤外線ヒーターにあります。庫内に熱風を対流させることで、パンの全体をムラなく均一に加熱。スチームがなくても「中までアツアツの絶品トースト」に焼き上げられるのが特徴です。
価格帯も手頃で、専門誌のテストでは「満点のトースト」と評されるほどの焼き上がりを実現しています。操作もシンプルで、機能性が充実している点も評価されていました。
メリットは、スチーム式ほどの価格をかけずに、満足度の高いトーストが焼けること。ムラなく均一に焼けるので、4枚切りや5枚切りなどの厚めの食パンでもしっかりと加熱できます。コストパフォーマンスの高さは随一です。
デメリットとしては、スチーム式のような「しっとりもっちり」した食感を求める人には物足りなく感じるかもしれません。あくまで「カリッとアツアツのトースト」が得意なモデルです。
こんな人におすすめ:コストパフォーマンスを重視する人。ムラなく均一に焼けるトースターを探している人。シンプルな操作性を求める人。
こんな人には向かないかも:スチームによるしっとり食感を最優先する人。
購入前の注意点として、『家電批評』の検証は3万円以下のモデルを対象に行われています。その価格帯の中ではトップクラスの評価ですが、高価格帯のスチーム式とは異なるタイプの美味しさと理解しておくとよいでしょう。
4. 【過熱水蒸気でしっとり】シャープ ヘルシオトースター グリエ
シャープのヘルシオトースター グリエは、過熱水蒸気を使ってパンを焼く「水で焼くトースター」です。過熱水蒸気を発生させることで、パン内部の水分や旨みを逃がさず、表面だけを素早くこんがり焼き上げます。
特長的なのが、パンの種類に合わせた4つのモード。トースト用、生食パン用、クロワッサンや惣菜パン用、モーニングセット用と、シーンに合わせて選べるようになっています。過熱水蒸気による高い保湿効果で、パンをふんわり仕上げるのが得意です。
過去には家電系メディアでベストバイに選ばれた実績もあり、技術的には確かな評価を得ているモデルです。
メリットは、過熱水蒸気によるしっとりした焼き上がり。バルミューダのような「カリッともっちり」とは少し違い、よりソフトでふんわりとした食感に仕上がります。
デメリットは、コンベクション式や新型のハイブリッド式に比べると、最近のランキングではやや後塵を拝している傾向がある点です。製品自体のクオリティは高いものの、競合モデルの進化が著しい分野でもあります。
こんな人におすすめ:シャープのヘルシオシリーズの技術を信頼している人。過熱水蒸気調理に興味がある人。ふんわりソフトな食感のトーストが好きな人。
こんな人には向かないかも:最新のランキング最上位モデルを重視する人。
この製品も、パンを美味しく焼くための選択肢として十分な実力を持っています。購入の際は、他のモデルと焼き上がりの食感の違いを比較してみるとよいでしょう。
パンが美味しく焼けるトースターの選び方
ここで、パンが美味しく焼けるトースターを選ぶときに押さえておきたいポイントを整理しておきます。
加熱方式で選ぶ
すでに触れたように、加熱方式によって焼き上がりの食感は大きく異なります。
- スチーム式:外カリッと中しっとり。バルミューダが代表格。
- コンベクション式:ムラなく均一。タイガーの「やきたて」が該当。
- ハイブリッド式(遠赤+近赤):パンの種類に合わせた焼き方。ツインバードの匠ブランジェが該当。
- 過熱水蒸気式:ふんわりソフト。シャープのグリエが該当。
自分の好みの食感がどの方式で実現しやすいか、まずはそこから考えてみてください。
焼ける枚数で選ぶ
2枚焼きタイプが一般的ですが、4枚同時に焼けるモデルもあります。家族の人数や、一度に焼くパンの量に合わせて選びましょう。庫内の広さも確認ポイントです。バルミューダは庫内奥行きが従来比で拡大されており、大きめのパンも入りやすくなっています。
お手入れのしやすさで選ぶ
毎日使うものだからこそ、掃除のしやすさは重要です。パンくずトレイが取り外せるか、庫内が拭きやすい構造かどうかもチェックしておくとよいでしょう。
よくある質問
スチーム式とコンベクション式、どっちが美味しい?
どちらが「美味しい」かは、好みの問題です。スチーム式は外はパリッと中はもっちりした食感が魅力。コンベクション式は全体が均一にアツアツに焼けます。「バゲットのような硬めのパンが好き」ならスチーム式、「ふわふわの食パンをしっかり焼きたい」ならコンベクション式が向いているかもしれません。
冷凍パンでも美味しく焼けますか?
はい、どのモデルでも冷凍パンを焼くことは可能です。特にバルミューダのスチーム式は、冷凍パンを焼きたてのような食感に復活させることができると評判です。ただし、冷凍のまま焼く場合は、通常より長めの焼き時間を設定する必要があります。
まとめ|あなたにぴったりの一台を選んで、毎朝のパンを格上げしよう
今回は、パンが美味しく焼けるトースターのおすすめランキングをご紹介しました。
- 焼き上がりのクオリティを最優先するなら:BALMUDA The Toaster
- クロワッサンやフランスパンも楽しみたいなら:ツインバード 匠ブランジェトースター
- コスパ抜群でムラなく焼きたいなら:タイガー魔法瓶 コンベクション オーブン&トースター やきたて
- ふんわりソフトな食感が好きなら:シャープ ヘルシオトースター グリエ
どのモデルにもそれぞれの魅力があります。価格やデザイン、焼き上がりの好みに加えて、「自分はどんな食感のパンを食べたいのか」 を軸に選んでみてください。もし高価なモデルが気になるなら、最初から購入するのではなく、家電レンタルサービスで試してみるという選択肢もありますよ。
毎朝のトーストが、もっと楽しみになる一台に出会えますように。

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