「オーブントースターでケーキって本当に焼けるの?」――そう思ってこの記事にたどり着いたあなたは、おそらくオーブンを持っていないけれど、手作りのケーキに挑戦してみたい気持ちがあるのではないでしょうか。
結論から言うと、オーブントースターでもケーキは焼けます。 ただし、オーブンと同じ感覚で焼こうとすると、思わぬ失敗をしてしまうことも事実です。
この記事では、オーブントースターでケーキを焼くときに知っておきたい基本のコツと、絶対に押さえておきたい注意点をわかりやすくまとめました。
そもそもオーブントースターでケーキは焼けるのか
答えは「焼ける」です。実際にクックパッドなどのレシピサイトには、オーブントースターを使ったケーキのレシピが多数投稿されています。パウンドケーキやカップケーキなど、比較的小さめのケーキであれば、オーブントースターでも十分に作ることが可能です。
ただし、ここでひとつ大きなポイントがあります。それは「オーブントースターとオーブンは加熱の仕組みがまったく違う」ということです。この違いを理解していないと、せっかく作ったケーキが焦げたり、中が生焼けになったりしてしまいます。
オーブンとの違いを理解しておく
オーブンは庫内全体を均一な温度に保ちながら、じっくりと熱を加えていく仕組みです。そのため、ケーキの表面と内部がバランスよく焼き上がります。
一方、オーブントースターは熱源が非常に近く、短時間で高温に達するのが特徴です。とくに上ヒーターからの熱が強いため、オーブンと同じ温度設定で焼こうとすると、表面だけが先に焦げてしまい、中はまだ生焼け……という事態になりがちです。
また、オーブントースターは庫内が狭いため、大きなケーキ型を入れることはできません。パウンド型やカップケーキ型など、コンパクトな型を選ぶ必要があります。
つまり、オーブントースターでケーキを焼くときは、「オーブンと同じように焼ける」と思わず、「トースターならではの特性に合わせた焼き方をする」という意識がとても大切です。
オーブントースターでケーキを焼く前に確認したいこと
さて、「オーブントースターでもケーキは焼ける」とわかったところで、次に気になるのが「自分の家のトースターでも焼けるの?」という点ではないでしょうか。
ここでは、ケーキを焼く前に確認しておきたいポイントを整理しました。
温度調節機能の有無をチェック
オーブントースターでケーキを焼くうえで、温度調節機能があるかどうかは非常に大きな分かれ目になります。
一般的なオーブントースターは、ワット数(消費電力)によって庫内の温度が決まります。目安としては、500Wで約180度、1000Wで約200度程度になります。機種によっては1300Wで約260度まで上がるものもあり、ワット数が高いほど高温になります。
温度調節機能がついている機種であれば、レシピに近い温度に設定しやすく、焼き加減をコントロールしやすいでしょう。一方、温度調節ができない機種でもケーキは焼けますが、その場合は「焼き時間の調整」と「焦げ止め対策」がより重要になってきます。
庫内の大きさと型のサイズを確認
オーブントースターの庫内は、一般的なオーブンに比べてかなり狭いです。18cmのパウンド型や、カップケーキ型であれば問題なく入る機種が多いですが、大きめの丸型や角型は入らないこともあります。
ケーキ作りを始める前に、まずは自分のトースターにどのくらいのサイズの型が入るのかを確認しておきましょう。庫内のヒーターに型が接触すると、焦げや発火の原因にもなりますので注意が必要です。
オーブントースターでケーキを成功させるコツ
ここからは、実際にオーブントースターでケーキを焼くときに意識したい具体的なコツを紹介します。
アルミホイルは必須アイテム
オーブントースターでケーキを焼くとき、アルミホイルはほぼ必須と言っても過言ではありません。
トースターは上からの熱が強いため、そのまま焼くとケーキの表面だけが先に焦げてしまいます。焼き始めてしばらく経ったら、ケーキの表面にアルミホイルをかぶせることで、焦げを防ぎながら中までしっかり火を通すことができます。
ただし、アルミホイルの使い方には注意が必要です。庫内のヒーターに直接触れるようなかけ方をすると、発火の危険性があります。必ずヒーターから十分に離れた状態で、ケーキの上面をカバーするように使いましょう。
焼き時間はこまめに調整する
オーブントースターは機種によって温度や火力に大きな差があります。そのため、「レシピに書いてある時間通りに焼けば大丈夫」とは考えないほうがよいでしょう。
最初はレシピの時間より短めに設定し、様子を見ながら焼き時間を調整するのがおすすめです。途中で何度か扉を開けて焼き色を確認しながら、焦げそうならアルミホイルをかけ、生焼けっぽいなら少し時間を延ばす――そんな臨機応変な対応が成功への近道です。
クッキングシートを使う
ケーキが型にくっつくのを防ぐだけでなく、庫内の汚れ防止にもなるので、クッキングシートは活用したいアイテムです。とくにトースターは庫内が狭く掃除がしにくいので、シートを使うことで後片付けがぐっと楽になります。
オーブントースターでケーキを焼くときの注意点
最後に、絶対に押さえておきたい安全面・失敗防止の注意点をまとめます。
トースター対応の型を使う
オーブントースターで使うケーキ型は、必ずトースター対応のものを選びましょう。耐熱性の低いガラス製の型や、プラスチック製の型は絶対に使ってはいけません。ヒーターの熱が直接当たることで割れたり、溶けたりする危険があります。
金属製の型が基本ですが、型の素材や厚みによっても焼け方が変わります。初めて使う型の場合は、特に焼き加減に注意しながら様子を見てください。
取扱説明書を必ず確認する
これは非常に大事なポイントです。機種によっては「お菓子作りはできない」と明記されているものもあります。また、連続使用時間の制限が設けられている機種もあるため、ケーキのように焼き時間が長くなる料理をする前に、必ず取扱説明書で確認しておきましょう。
取扱説明書に記載されている注意事項を守らないと、故障や火災の原因になる可能性もあります。安全のためにも、必ず確認する習慣をつけてください。
発火や焦げ付きに注意する
オーブントースターは熱源が近いため、クッキングシートやアルミホイルがヒーターに接触すると発火することがあります。シートやホイルがはみ出してしまわないように、庫内のサイズに合わせてカットしてから使いましょう。
また、焼きすぎによってケーキが焦げると、煙が出るだけでなく、発火の原因にもなりかねません。焼き始めたらこまめにチェックすることをおすすめします。
まとめ:オーブントースターでもケーキは焼ける。コツを押さえて楽しもう
オーブントースターでケーキが焼けるかどうか――この疑問の答えは「焼ける」でした。
ただし、オーブンと同じ感覚で焼こうとすると失敗しやすいのも事実です。温度調節の有無を確認し、アルミホイルを使って焦げを防ぎながら、こまめに焼き加減をチェックすることが成功のカギになります。
「オーブンがないからケーキ作りはあきらめよう」と思っていたあなたも、ぜひ一度、自宅のオーブントースターで挑戦してみてはいかがでしょうか。最初から完璧を目指さず、小さなカップケーキやパウンドケーキから始めてみるのがおすすめです。
何より大切なのは、安全に楽しくお菓子作りをすること。型のサイズや取扱説明書の注意事項を確認したうえで、自分なりの焼き方を見つけていってください。
オーブントースターでも、おいしいケーキはきっと焼けますよ。

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