トーストを焼くたびに「なんか違うんだよなあ」と思ってる方、結構多いんじゃないでしょうか。表面だけ焦げて中がパサパサ。あるいは、全体がなんとなく温まっただけで、あのカリッとした食感に届かない。
実はそれ、トースター選びでほとんど決まっちゃうんです。
そして、そんな不満をきれいに解決してくれるのが象印の「こんがり倶楽部」。遠赤外線で食材の芯から焼き上げる独自のグリル技術で、30年以上も愛され続けているロングセラーシリーズです。
この記事では、象印こんがり倶楽部オーブントースターがほかのトースターと何が違うのか、どのモデルを選べばいいのか、実際の使いこなし方までまるっとお伝えします。
象印こんがり倶楽部が普通のトースターと決定的に違うポイント
まず押さえておきたいのは、こんがり倶楽部は「遠赤外線グリル」だということです。
一般的なオーブントースターは、上下のヒーターで庫内を熱くして、その熱で食材を焼きます。熱風で表面から火を通すイメージですね。
一方、こんがり倶楽部は遠赤外線をしっかり放射させる構造になっていて、食材の内部までじんわり熱が届きます。だから、トーストは表面カリッ、中はふんわりもっちり。焼き魚は身がふっくら仕上がって、皮目はパリッと香ばしく焼けるんです。
この焼き上がりの差は、実際に食べ比べると一目瞭心。いや、一食瞭然というやつです。
こんがり倶楽部の3モデルを徹底比較
現在販売されている主要な現行モデルは、次の3機種です。それぞれ特徴がはっきりしているので、自分の暮らしに合った1台が必ず見つかります。
エントリーモデル ET-GM30
一人暮らしの方や、トースターはシンプルで十分という人にぴったりなコンパクトモデル。
食パンなら1枚から2枚まで焼けます。タイマーは15分まで。余計な機能をそぎ落として、そのぶん価格も手ごろ。初めてのこんがり倶楽部として選ばれることも多い機種です。
庫内はコンパクトですが、遠赤外線グリルの基本性能は上位モデルと共通。トーストはもちろん、冷凍ピザの再加熱や餅焼きくらいまでならこれで十分まかなえます。
スタンダードモデル ET-GS30
2枚同時焼きは当然として、30分タイマーを搭載しているのがこのモデルの強みです。
15分では足りないじっくり調理、例えばグラタンに焦げ目をつけたいときや、厚切りのさつまいもを焼き芋にするときなど、時間をかけて火を通したい料理に対応できます。
庫内の高さにも余裕があるので、小さめの耐熱皿ならそのまま入れて調理可能。家族が2〜3人の家庭だと、このグレードが使い勝手の面でベストバランスです。
上位モデル ET-GR30
温度調節機能がついに付いた最上位機種。約80℃から250℃まで無段階で設定できます。
ここまで温度を細かくコントロールできると、トースターの枠を超えて簡易オーブンとして使えてしまいます。パン生地の発酵、低温での乾燥、そして高温での一気焼き上げまで思いのまま。
さらに、受け皿に水を入れて行う「無水調理」にも対応しているので、鶏ハムや焼き豚といった本格料理の幅がぐんと広がります。料理好きの方、あるいはトースターにちょっと投資してキッチンの可能性を広げたい方におすすめです。
バルミューダやパナソニックと何が違うのか
トースター選びでよく比較にあがるのが、BALMUDA The Toasterやパナソニック ビストロ トースターです。
バルミューダの特徴はスチーム技術。給水して焼くことで、パンの表面を薄い水分の膜で覆い、中はもっちり表面はサクッと焼き上げます。トースト特化型としては最高峰ですが、魚やグラタンなど水気の多い料理との相性はあまり良くなく、価格も高めです。
パナソニックのビストロシリーズは、高級機ならではの多機能ぶりが魅力。ただ、価格帯が3万円を超えることも珍しくなく、そこまでの機能を日常的に使いこなせるかというと、人を選びます。
それに対してこんがり倶楽部は、トーストも焼き魚もグラタンも焼き芋も、これ1台でそつなくこなす万能選手。遠赤外線グリルとしての基本性能が高いから、変に機能に頼らなくても美味しく仕上がるんです。価格も1万円前後から2万円台前半と、手が届きやすい範囲に収まっています。
「トースターで焼き芋がめちゃくちゃ美味しく焼ける」とSNSで定期的に話題になるのも、この遠赤外線効果あってこそ。秋冬になると検索される定番キーワードになっているんですよ。
ユーザーがぶつかる疑問とその解決策
実際に購入した方々のレビューやQ&Aを見ると、いくつか共通のつまずきポイントが見えてきます。先回りして解決しておきましょう。
パンが期待したほどカリッとしない
これは予熱不足が原因のことがほとんどです。こんがり倶楽部に限らず、遠赤外線を活かすには庫内をしっかり温めてから食材を入れるのがコツ。目安は2〜3分の予熱です。
もうひとつ、食パンの表面に霧吹きで軽く水を吹いてから焼くと、遠赤外線の効果がより高まります。表面の水分が蒸発するときに熱を奪い、そのぶん遠赤外線が内部まで浸透しやすくなるという仕組み。騙されたと思って一度試してみてください。
魚を焼くと庫内が汚れるのが気になる
ここが象印の隠れた真骨頂。「水受け調理」を活用すれば解決します。
受け皿に水を張ってから焼くことで、落ちた脂が水に落ちて焦げ付きません。煙やニオイも大幅にカットされるので、魚料理のハードルが一気に下がります。焼き魚をトースターで、しかも週に何度もやる家庭には、この機能があるかないかで満足度がまったく違ってきます。
旧モデルと現行モデル、何が変わったのか
2019年以前のモデルをお持ちで買い替えを検討している方、あるいは中古で探そうとしている方に知っておいてほしい変更点です。
現行シリーズでは、ヒーターの配置と遠赤外線コーティングが見直されて焼きムラがさらに低減されています。安全性の面では、ヒーター部にメッシュガードが付いて直接触れにくくなったこと、温度ヒューズの作動温度が見直されたことがポイント。タイマーの精度も上がっていて、細かい時間設定がしやすくなりました。
10年以上使っての買い替えだと、焼き上がりの均一さにけっこう感動するはずです。
焼き芋を絶対に失敗したくない
秋冬の楽しみといえば焼き芋。こんがり倶楽部は「焼き芋が美味しいトースター」として定評がありますが、品種とサイズ選びが重要です。
ねっとり系の紅はるかや安納芋は、細めのものを選んでください。太すぎると中心まで火が通る前に表面が焦げてしまいます。30分タイマー搭載のET-GS30か、温度調節できるET-GR30なら低めの温度でじっくり火を入れてから仕上げに温度を上げる二段階調理ができるので、より甘みを引き出せます。
長く使うためのお手入れと耐久性
こんがり倶楽部を10年以上使っているというリピーターの声は非常に多く、「壊れたから同じのに買い替えた」というレビューもよく見かけます。
長持ちさせるコツはシンプルです。使用後は庫内が冷めてからサッと拭き、受け皿は毎回洗う。とくに水受け調理をしたあとは受け皿の水を捨てて乾かしておくだけで、サビやニオイの原因を防げます。
ヒーターの表面に焦げカスがこびりついたときは、庫内が完全に冷えた状態で柔らかいブラシを使って優しく落としてください。金属たわしは遠赤外線コーティングを傷めるので避けましょう。
あなたに合う1台はこれだ
ここまで読んで「で、結局どれにすればいいの?」となっている方へ、ライフスタイル別にまとめます。
一人暮らしで、朝のトーストとたまの冷凍食品がメインならET-GM30で必要十分。コスパ最強です。
2〜3人家族でグラタンや焼き芋も楽しみたいならET-GS30。30分タイマーと庫内の広さが活きてきます。
料理が趣味で、温度管理をしっかりやりたい人、トースター調理の可能性をとことん追求したい人はET-GR30一択です。
どのモデルを選んでも、遠赤外線グリルという象印のコア技術は変わりません。あとは必要な機能と予算のバランスで決めてください。
トーストって毎日のことだからこそ、ちょっとした焼き上がりの差が積み重なっていきます。象印こんがり倶楽部オーブントースターは、その「ちょっとした差」を確実に埋めてくれる相棒になってくれるはずです。


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