「ガトーショコラを食べたいけど、オーブンを持っていない…」
「オーブントースターでも本格的なガトーショコラって作れるの?」
そんなふうに思ったことはありませんか?
実は、オーブントースターでも十分においしいガトーショコラが作れます。オーブンと違って庫内が狭く熱源が近いぶん、ちょっとしたコツさえつかめば、しっとり濃厚なガトーショコラが焼けるんです。
今回は、オーブントースターでガトーショコラを作る際の基本のコツから、簡単にできるレシピ、よくある失敗とその対策までをまとめてご紹介します。
オーブントースターでガトーショコラを焼く前に知っておきたいこと
オーブントースターとオーブンでは、加熱の仕組みが大きく違います。
オーブンは庫内全体が均一に熱くなりますが、オーブントースターは熱源が上と下に近い位置にあるため、食品に熱が直接当たりやすいのが特徴です。そのため、ガトーショコラを焼くときは「焦げやすさ」と「火の通り」の両方に気を配る必要があります。
でも、逆に言えばその特徴を理解して対策すれば、オーブンよりも短い時間で焼けるというメリットにもなります。ポイントは次の3つです。
- アルミホイルで表面の焦げを防ぐ
- 天板の位置を調整して熱源との距離を確保する
- 焼き時間は様子を見ながら調整する
これらを押さえておくだけで、失敗の確率はぐっと下がります。
オーブントースターのガトーショコラで失敗しない3つのコツ
ここからは、オーブントースターでガトーショコラを成功させるための具体的なコツを解説します。どれも初心者が特に迷いやすいポイントなので、事前にチェックしておきましょう。
1. 型はオーブントースター対応のものを選ぶ
オーブントースターは庫内が狭いため、入る型のサイズが限られます。また、耐熱温度が低いプラスチック製の型や、取っ手がついたものは使えない場合もあるので注意が必要です。
基本的には、金属製のパウンド型や丸型、または耐熱ガラス製の容器がおすすめです。公式情報でも、オーブントースターで使用可能な型かを事前に確認することが推奨されています。
型がない場合の代替策として、アルミホイルを何枚か重ねて折り曲げ、自作する方法もあります。しっかりとした型がなくても、アルミホイルで四角い器を作れば代用可能です。
2. 途中でアルミホイルをかぶせる
これが最も重要なポイントです。
オーブントースターは上部のヒーターが強力なため、生地の表面が先に焼けて焦げてしまうことがよくあります。そこで、焼き始めてからしばらく経ったら、表面にアルミホイルをかぶせて直火を遮ってあげましょう。
目安としては、焼き始めてから5〜10分程度経過したタイミングです。ホイルをかぶせることで、表面の焦げを防ぎながら内部までじっくり火を通せます。
このとき、アルミホイルが上部のヒーターに直接触れると発火の危険があるので、必ずヒーターから十分な距離を確保してください。
3. 焼き時間は機種に合わせて調整する
オーブントースターのワット数や庫内の広さは機種によって大きく異なります。そのため、レシピに書かれている焼き時間はあくまで目安として考えてください。
焼き始めたら、途中で何度か様子をチェックしましょう。表面の色づき具合や、竹串を刺したときの生地のつき方で判断します。
竹串を刺して、どろっとした生の生地がたくさんついてくるようであれば再加熱。少しだけしっとりした生地がつく程度でOKです。焼きすぎるとパサつく原因になるので、注意してください。
オーブントースターで作るガトーショコラの基本レシピ
ここでは、材料が少なく手軽に作れるレシピをベースにご紹介します。オーブンを持っていない方や、お菓子作り初心者の方にもおすすめです。
簡単ガトーショコラの材料
- 板チョコレート(ビター推奨):2枚(約100g)
- 無塩バター:50g
- 卵:2個
- 砂糖:40g
- 薄力粉:30g
- 生クリームまたは牛乳:大さじ2
板チョコレートはビターを使うと甘さ控えめで大人な味わいに仕上がります。お好みでミルクチョコレートにしても構いません。
下準備
- 型にクッキングシートを敷くか、薄くバターを塗って小麦粉をはたいておく
- チョコレートとバターは細かく砕いておく
- 卵は常温に戻しておくと混ざりやすくなります
作り方の手順
- ボウルに砕いたチョコレートとバターを入れ、湯煎または電子レンジ(600Wで約1分)で溶かします。完全に溶けたらよく混ぜてなめらかにします。
- 別のボウルに卵を割り入れ、砂糖を加えてしっかりと混ぜます。白っぽくなるまでは泡立てなくて大丈夫です。
- ①のチョコレート液に②の卵液を少しずつ加えながら、ゴムベースで混ぜ合わせます。
- 薄力粉をふるい入れ、さっくりと混ぜます。粉っぽさがなくなるまで混ぜたら、生クリームまたは牛乳を加えてさらになめらかにします。
- 型に生地を流し入れ、軽くトントンと落として空気を抜きます。
- 予熱したオーブントースターで焼きます。目安は160℃で15分程度。焼き始めて5分ほど経ったらアルミホイルをかぶせてください。
- 焼き上がったら型のまま冷ましてから取り出します。冷蔵庫で冷やすとよりしっとりとした食感になります。
よくある失敗とその対策
オーブントースターでガトーショコラを作るときに、初心者がよくぶつかる失敗とその解決策をまとめました。
表面が焦げたのに中が生焼け
これはオーブントースターあるあるの失敗です。熱源が近いため表面ばかりが加熱されてしまうのが原因です。
対策としては、前述のとおり焼き始めてすぐにアルミホイルをかぶせること。また、天板の位置を一段下げられる機種なら下段で焼くのも効果的です。焼き温度を少し低め(140℃〜150℃)に設定して、その分焼き時間を長くするのも手です。
型からうまく外れない
型にきちんと油脂を塗っていなかったり、クッキングシートを敷いていなかったりすると、焼き上がりが型に張り付いてしまいます。
確実なのは、型にバターを薄く塗ったあとに小麦粉を薄くはたいておく方法です。または、クッキングシートを底と側面にぴったりと敷き込むのもおすすめです。アルミホイルで型を自作した場合は、そのままホイルごと外せば問題ありません。
生地がうまく膨らまない
ガトーショコラはもともとそこまで大きく膨らむお菓子ではありませんが、それでもまったく膨らまないと少し寂しい仕上がりになります。
卵をしっかりと混ぜることと、薄力粉をふるい入れることが大切です。メレンゲを使うレシピの場合は、卵白をしっかりと角が立つまで泡立ててから混ぜ込むようにしましょう。
レシピのアレンジアイデア
基本のレシピに慣れてきたら、ちょっとしたアレンジを加えてみるのも楽しいですよ。
ホットケーキミックスを使う
薄力粉の代わりにホットケーキミックスを使うと、より簡単に作れます。ホットケーキミックスにはすでに膨張剤が含まれているので、ふんわりとした軽い食感に仕上がります。甘さが強くなりすぎるのを防ぎたいときは、砂糖の量をやや減らすと調整しやすいです。
チョコレートの種類を変える
ビターチョコレートの代わりに、ホワイトチョコレートやラム酒漬けのドライフルーツを加えたチョコレートを使うと、風味がガラッと変わります。ビターチョコとミルクチョコを半々で使うと、甘さと苦みのバランスが絶妙な仕上がりになります。
ナッツやフルーツをトッピング
焼く前に生地の上にくるみやアーモンドスライスを散らしたり、ラズベリーやブルーベリーなどの冷凍ベリーを埋め込んだりするのもおすすめです。食感のアクセントになり、見た目も華やかになります。
オーブントースターとオーブンの違いから見る向き不向き
オーブントースターでガトーショコラを作る場合、オーブンと比べてどんな違いがあるのかを整理しておきましょう。
| 比較ポイント | オーブントースター | オーブン |
|---|---|---|
| 焼き時間 | 短め(15分〜20分程度) | 長め(30分〜40分程度) |
| 庫内の広さ | 狭いので型のサイズに制限あり | 大きめの型も使える |
| 熱の当たり方 | 熱源が近く焦げやすい | 均一に熱が回りやすい |
| 予熱の要不要 | 機種による(不要なものも) | ほぼ必須 |
| 手軽さ | 準備・片付けが簡単 | オーブン自体が場所を取る |
オーブントースターの最大のメリットは手軽さです。オーブンを出す手間がなく、少ない材料で気軽にチャレンジできるのが魅力です。
一方で、均一な焼き色や大きめのホールケーキを焼くには不向きな面もあります。本格的な仕上がりを求めるならオーブン、手軽に作りたいならオーブントースターが向いていると言えるでしょう。
オーブントースターのガトーショコラに関するよくある疑問
ここで、ガトーショコラをオーブントースターで作る際によく寄せられる疑問に答えていきます。
オーブントースターの予熱は必要ですか?
機種によって異なりますが、できるだけ予熱をしたほうが焼き上がりが安定します。特に庫内が冷えた状態から焼き始めると、熱の回り方にムラが出ることがあります。ただし、予熱機能がついていない小型トースターの場合は、庫内が温まるまで少し長めに焼くことで対応可能です。
天板の位置はどこがいいですか?
基本的には中段か下段がおすすめです。上段だと熱源が近すぎて焦げやすくなるためです。機種によって調整できる場合は、ワンランク下の位置で焼き始めて、様子を見ながら調整すると失敗が減ります。
トースターのワット数が違う場合はどうすればいいですか?
ワット数が高いトースターは火力が強いため、焼き時間を短めに設定しましょう。逆にワット数が低い場合は、焼き時間を長めに取るか、アルミホイルをかぶせるタイミングを遅らせてみてください。いずれの場合も、焼き上がりの状態をこまめにチェックすることが何より大切です。
焼きあがったあとはすぐに取り出しますか?
焼き上がったらすぐに取り出さず、型に入れたまま5分ほど置いてから取り出すと、急激な温度変化による縮みやひび割れを防げます。その後、完全に冷めてから型から外すと、きれいに仕上がりやすくなります。
ガトーショコラをもっと楽しむために
今回は、オーブントースターを使ったガトーショコラの作り方とコツをご紹介しました。
ポイントは次の3つです。
- 型はオーブントースター対応のものを選び、なければアルミホイルで代用する
- 焼き途中でアルミホイルをかぶせて表面の焦げを防ぐ
- 焼き時間は機種に合わせて調整し、竹串で状態をチェックする
オーブンがなくても、オーブントースターさえあればしっとり濃厚なガトーショコラは十分楽しめます。最初はうまくいかなくても、焼き時間やホイルをかぶせるタイミングを少しずつ調整すれば、自分好みの焼き加減が見つかるはずです。
ぜひ今回のレシピやコツを参考に、ご家庭のオーブントースターでガトーショコラ作りにチャレンジしてみてくださいね。

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