スコーンを焼きたいけど、オーブンを持っていない……。そんなときに頼りになるのがオーブントースターです。実は、オーブントースターでも十分に美味しいスコーンが作れます。ただし、オーブンとは加熱の仕組みが異なるため、いくつかのコツを押さえる必要があります。
この記事では、オーブントースターでスコーンを焼く際の基本的なレシピのほか、焼き時間や温度の目安、失敗しないためのポイントをまとめました。オーブンとの違いも解説するので、手持ちのトースターを上手に活用したい方は参考にしてください。
オーブントースターでスコーンは作れる?
結論から言うと、オーブントースターでもスコーンは作れます。むしろ、少量を手軽に焼きたい場合にはぴったりの調理法です。
オーブントースターはコンパクトで予熱時間が短いのが特徴。一人分や二人分のスコーンを焼くのに向いています。ただし、オーブンに比べて庫内が狭く、ヒーターが近いため、焼きムラや焦げには注意が必要です。しっかりとコツを掴めば、外はサクッと、中はしっとりとしたスコーンに仕上げられます。
オーブントースターとオーブンの違い
スコーン作りを考えるとき、オーブントースターとオーブンでは特性が異なります。それぞれの違いを理解しておくと、焼き方の調整がしやすくなります。
オーブンは庫内全体が均一な温度で包み込むため、ムラなく焼き上げられます。一度に多くの量を焼けるのも魅力で、本格的な焼き菓子作りに向いています。その反面、予熱に時間がかかり、本体も大きいため場所を取ります。
一方、オーブントースターはヒーターが食材に近いため、高温で短時間に焼き上げられます。予熱時間が短く、手軽に使えるのが大きなメリットです。ただし、庫内が狭いため一度に焼ける量は限られ、均一な焼き色をつけるには工夫が必要です。
オーブントースターでスコーンを焼く場合は、オーブンとは異なる加熱特性を踏まえた対応が求められます。具体的には、焦げ防止のためのアルミホイルの使用や、焼き時間のこまめな調整が大切です。
オーブントースターでスコーンを焼く基本のレシピ
まずは、オーブントースターでスコーンを焼くための基本レシピを紹介します。シンプルなプレーンスコーンをベースに、アレンジもしやすい内容です。
材料(直径5cm程度のスコーンが4〜5個分)
- 薄力粉:150g
- ベーキングパウダー:小さじ2(約6g)
- 砂糖:大さじ1〜2(お好みで調整)
- 塩:ひとつまみ
- 無塩バター(冷たいもの):40g
- 牛乳:大さじ3〜4(約45〜60ml)
- 必要に応じて:レーズンやチョコチップなど
作り方の手順
- 粉類をふるう
ボウルに薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩を入れて混ぜます。 - バターを加える
冷たいバターを1cm角程度に切り、粉類に加えます。指先でバターを粉にすり込むように混ぜ、全体がザラザラとしたそぼろ状になるまで作業します。 - 牛乳を加える
牛乳を少しずつ加え、ゴムベラでさっくりと混ぜます。まとまったら、生地をひとまとめにします。 - 生地を休ませる
ラップに包んで冷蔵庫で30分ほど休ませます。ここでしっかり冷やすことで、焼き上がりがふっくらしやすくなります。 - 成形する
打ち粉をした台の上で生地を軽く押さえ、厚さ2cm程度に伸ばします。コップなどで丸く抜くか、包丁で三角形にカットします。 - 焼く準備
オーブントースターの天板にクッキングシートを敷き、成形した生地を並べます。
このあとの焼き工程が、オーブントースターならではのポイントになります。
焼き時間と温度の目安
オーブントースターでスコーンを焼く際の焼き時間と温度の目安は、基本的に次の通りです。
- 目安時間:10〜15分
- 温度設定:トースターの機種による(ワット数で調整)
オーブンのように温度を細かく設定できない機種も多いため、時間を目安にしながら焼き加減を確認するのが基本です。
一般的なオーブントースター(800W〜1000W程度)では、まず予熱なしでスタートすることが多いです。焼き始めてから5〜6分ほどで表面が軽く色づき始めるので、そこで一度確認します。
焼き時間の目安としては、レシピ投稿サイトやSNSでの実例を参考にすると、以下のような声が挙がっています。
- 860Wのトースターでアルミホイルに挟んで約12分(6分焼いてひっくり返し、さらに6分)という例
- 1000Wのトースターで12〜14分程度という例
ただし、これはあくまで一例です。トースターのワット数やヒーターの位置、庫内の広さによって焼け具合は大きく変わります。最初は目を離さずに、様子を見ながら焼くことをおすすめします。
オーブントースターで失敗しないためのコツ
オーブントースターでスコーンを焼くとき、特に気をつけたいのが焦げ防止と火の通り方です。以下のコツを取り入れると、失敗しにくくなります。
アルミホイルを使う
オーブントースターはヒーターが近いため、表面が焦げやすいのが悩みどころ。そこで有効なのがアルミホイルです。
焼き始めて表面に焼き色がついたら、スコーンの上にアルミホイルをかぶせて焼き続けます。これにより、表面の焦げを防ぎながら、中までしっかりと熱を通せます。
また、アルミホイルでスコーン全体を包むようにして焼く方法も効果的です。熱が直接当たらず、ムラなく火が通りやすくなります。
途中で向きを変える
オーブントースターは庫内の熱のムラが生じやすいため、途中でスコーンの向きを変えたり、上下をひっくり返したりすると、均一に焼きやすくなります。
例えば、焼き始めてから6分ほど経ったら一旦取り出し、スコーンを裏返して再度焼くという方法があります。この一手間で、底面もしっかりと焼き色がつきます。
クッキングシートを活用する
天板に直接並べるのではなく、クッキングシートを敷くことで、底面の焦げ付きを防ぎます。また、取り出しやすくなるので、焼き加減の確認もしやすくなります。
オーブンで焼く場合との仕上がりの違い
オーブントースターとオーブンでは、同じレシピでも仕上がりに違いが出ることがあります。
オーブンで焼く場合、180℃〜200℃で15〜20分が目安です。庫内全体が均一な温度になるため、焼き色が均一で、きれいに膨らみやすいのが特徴です。
一方、オーブントースターで焼く場合は、高温で短時間に焼き上がるため、外はカリッと、中はしっとりとした食感になりやすい傾向があります。ただし、ヒーターが近い分、膨らみ方がオーブンほど均一でないこともあります。
どちらが優れているというわけではなく、それぞれの特性を活かした焼き方ができるかどうかがポイントです。オーブントースターならではの手軽さを楽しみながら、仕上がりの好みに合わせて調整してみてください。
よくある質問と疑問
Q. オーブントースターの温度は何度に設定すればいいですか?
温度設定ができる機種であれば、180℃前後を目安にするとよいでしょう。ただし、オーブントースターは機種によって温度設定の幅が異なります。設定できない場合は、焼き時間をこまめに調整しながら進めてください。
Q. オーブンと同じレシピで作れますか?
基本的な材料や手順は同じで構いません。ただし、焼き時間と温度はオーブン用のレシピそのままではなく、オーブントースター用に調整が必要です。様子を見ながら短めの時間から始めるのがおすすめです。
Q. オーブントースターで焼いたスコーンはどれくらい日持ちしますか?
焼き立てが一番美味しいですが、密閉容器に入れて常温で保存すれば2〜3日程度は楽しめます。長く保存したい場合は冷凍も可能です。食べる前にオーブントースターで軽く温めると、焼き立ての食感が戻りやすくなります。
Q. オーブントースターでスコーンを焼くとき、予熱は必要ですか?
オーブントースターは予熱なしでも使える機種が多いですが、機種によっては予熱機能がついているものもあります。予熱をする場合は、短時間(2〜3分程度)で十分です。ただし、予熱をすることで表面が焦げやすくなる場合もあるので、初めて焼くときは予熱なしで試してみるのも良いでしょう。
まとめ
オーブントースターでも、コツを掴めば美味しいスコーンが作れます。オーブンとは加熱の仕組みが異なるため、焼き時間や温度の調整、アルミホイルの活用など、いくつかのポイントを押さえることが大切です。
特に、焼き時間は機種によって変わるため、目安として10〜15分を頭に入れつつ、実際の焼き加減をこまめに確認する習慣をつけましょう。最初は焦げすぎてしまうこともあるかもしれませんが、何度か試すうちに自分のトースターに合った焼き方が見つかります。
手持ちのオーブントースターでスコーン作りに挑戦してみてください。焼きたての香りとサクサクの食感を、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。

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