オーブントースターがない!どんな方法で代用できる?
「オーブントースターを処分したけど、やっぱりトーストが食べたい」
「引っ越し先にトースターがなくて、買うか迷っている」
「キッチンをスッキリさせたいけど、トーストや簡単な焼き料理はどうしよう」
こんなふうに、オーブントースターがない状況で代わりになる方法を探している人は多いです。
実は、オーブントースターがなくても、オーブンレンジ・魚焼きグリル・フライパンといった、ほとんどの家庭にある機器や調理器具で代用することができます。
この記事では、それぞれの代用方法の特徴や手順、メリット・デメリットを整理しながら、あなたの環境に合った方法を選べるように解説していきます。
まずはオーブントースターの役割をおさらいしよう
代用方法を考える前に、オーブントースターがどんな役割を担っているかを確認しておきましょう。
オーブントースターは、庫内にある上下のヒーターから輻射熱を発生させて、食品の表面を短時間で焼き上げる調理家電です。
特に、食パンの表面をカリッと焼く「トースト」 や、ピザトースト、グラタンの焼き色付け、冷凍食品の加熱などに使われることが多いですね。
この「短時間で表面をカリッと焼く」という特徴が、オーブントースターの最大の強みです。
そして、この特徴を理解しておくと、各代用方法が「なぜトースターの代わりになるのか」「何がトースターと違うのか」がわかりやすくなります。
オーブントースターの代用方法を大きく分けると?
オーブントースターの代用方法は、大きく次の4つに分類できます。
- オーブンレンジのオーブン機能を使う方法
- 魚焼きグリルを使う方法
- フライパンを使う方法
- グリルパンを組み合わせて使う方法
それぞれ、仕組みも焼き上がりの特徴も、手間もまったく違います。
自分の目的や、今ある調理器具に合わせて選ぶのがポイントです。
オーブンレンジのオーブン機能で代用する方法
オーブンレンジはトースター代わりになる?
多くの家庭にすでにあるオーブンレンジ。実は、オーブン機能を使ってトースターの代わりをすることが可能です。
ただし、オーブンレンジとオーブントースターでは加熱の仕組みが根本的に異なることを理解しておく必要があります。
オーブンレンジのオーブン機能は、庫内全体をヒーターで熱し、熱風や輻射熱で食品を包み込むように加熱します。そのため、食材の内部までじっくりと火を通すのが得意なのです。
一方、オーブントースターは、食品の表面だけを短時間で強力に焼くのが得意です。
つまり、オーブンレンジをトースター代わりに使う場合は、「表面をカリッと焼く」というよりは、「焼き上げる」という感覚に近くなります。
オーブンレンジでトーストを焼くときの手順とコツ
オーブンレンジで食パンをトーストする場合の基本的な手順は以下のとおりです。
- 天板にアルミホイルまたはオーブンシートを敷く
- 食パンをのせる
- 予熱をする(必須) :200~230℃に設定し、予熱完了を待つ
- 食パンを庫内に入れ、5~6分程度焼く
- 焼き色が足りない場合は、裏返してさらに1~2分焼く
ここで重要なのは、予熱は必ず行うことと、焼き時間はトースターより長くなること、そして焼きむらを防ぐために途中で向きを変えたり裏返したりすることです。
機種によって加熱のクセが異なるので、最初は様子を見ながら焼くのがおすすめです。
オーブンレンジでトーストを焼くメリット・デメリット
メリット
- すでに家にある機器で代用できる
- 一度に複数枚の食パンを焼ける
- グラタンやケーキなど、オーブン調理全般にも使える
- 温度設定が細かくできる機種が多い
デメリット
- 予熱に時間がかかる(庫内を温めるのに5~10分程度)
- トースターより焼き時間が長い
- 表面のカリッとした食感が出にくい場合がある
- 焼き色が均一になりにくい
オーブンレンジが向いている人・向いていない人
向いている人
- すでにオーブンレンジを持っている人
- トーストだけでなく、オーブン料理も楽しみたい人
- 一度に複数人分を焼きたい人
向いていない人
- 「とにかく短時間でトーストを焼きたい」という人
- 表面がパリッとした食感を最優先する人
- 予熱の手間をかけたくない人
魚焼きグリルで代用する方法
魚焼きグリルってトーストに使えるの?
「魚焼きグリルは魚専用でしょ?」と思うかもしれませんが、実はトーストやピザトースト、グラタンなどにも十分使える優れた代替手段です。
魚焼きグリルは、上下の強力なバーナーから直接火で焼き上げるため、オーブントースターと同じく「表面を短時間でカリッと焼く」のに適しています。
特にガスコンロに搭載されている魚焼きグリルは火力が強く、なんとトーストなら約1分半で焼き上がることもあります。これは、オーブントースターよりも短い時間です。
魚焼きグリルでトーストを焼くときの手順とコツ
魚焼きグリルで食パンを焼く場合の基本的な手順です。
- 焼き網の上にアルミホイルを敷く(焦げ付き防止&掃除が楽になる)
- 食パンをのせる(厚切りの場合は焦げやすいので注意)
- グリルに火をつけ、両面焼きモードまたは表裏をひっくり返しながら焼く
- 焼き時間の目安は約1分半。ただし、機種や火力によって大きく異なるので、必ず様子を見ながら焼く
- 焼き色がついたら完成
最も注意すべき点は「焦げやすい」 ということです。魚焼きグリルは火力が非常に強いため、目を離すと一瞬で焦げてしまいます。
また、厚切りの食パンや具材がのっているピザトーストは、表面だけ焦げて中が冷たいままということも。その場合は、アルミホイルをかぶせて焼くと焦げすぎを防げます。
魚焼きグリルでトーストを焼くメリット・デメリット
メリット
- 短時間でカリッと焼ける(トースト約1分半)
- トースターを置くスペースが不要になる
- 魚焼きグリルはほぼすべてのガスコンロ・IHに標準搭載されている
- 一度に2枚の食パンが焼ける機種も多い
デメリット
- 焦げやすいので注意が必要
- 焼き網の掃除が面倒に感じる場合がある(アルミホイルで対策可)
- 厚切りの食パンは火の通りが悪くなることがある
- 温度調節が細かくできない機種が多い
魚焼きグリルが向いている人・向いていない人
向いている人
- キッチンのスペースを節約したい人
- 朝のトーストを素早く焼きたい人
- 魚焼きグリルがすでにある人
向いていない人
- きめ細かい温度設定をしたい人
- 本格的なオーブン料理をしたい人
- グリルの掃除がどうしても面倒だと感じる人
フライパンで代用する方法
フライパンでトーストは焼ける?
特別な機器がなくても、フライパン一つでトーストを焼くことは可能です。家にあるもので手軽に試せるのが最大の魅力です。
フライパンを使う方法は、オーブントースターのような「輻射熱で焼く」方法ではなく、フライパンの底面からの熱で焼く方法です。そのため、焼き上がりの質感はトースターとは少し異なります。
フライパンでトーストを焼くときの手順とコツ
フライパンで食パンを焼く場合の手順です。
- フライパンを中火で熱する(油は引かない)
- 食パンを入れて、片面を1~2分焼く
- 焼き色がついたらひっくり返し、反対側も1~2分焼く
- 両面に焼き色がついたら完成
コツは、フライパンをしっかり予熱することと、弱火から中火でじっくり焼くことです。強火にすると外側だけ焦げて中が生焼けになります。
また、バターをひいて焼くと、香ばしさがプラスされてより美味しく仕上がります。ただし、バターを使うと焦げやすいので、火力には十分注意してください。
フライパンでトーストを焼くメリット・デメリット
メリット
- 特別な機器が不要ですぐに試せる
- 誰でも簡単にできる
- フライパン一つで完結する
デメリット
- 焼き色が均一になりにくい
- 表面のカリッとした食感がトースターほど出ない場合がある
- 一度に焼けるのは1~2枚まで
- テフロン加工のフライパンで高温調理を続けるとコーティングを傷める可能性がある
フライパンが向いている人・向いていない人
向いている人
- とりあえず今日だけ代用できればいい人
- 特別な道具を買いたくない人
- 一人暮らしで簡単に済ませたい人
向いていない人
- 本格的な焼き上がりを求める人
- 毎日の朝食で使いたい人(フライパンが長時間占領される)
- 一度に複数人分を焼きたい人
グリルパンと組み合わせて代用する方法
グリルパンとは?
グリルパンは、魚焼きグリルやオーブンと併用することで、よりトースターに近い使い方ができる調理器具です。
例えば、ニトリの二層鋼グリルパンは、魚焼きグリルの焼き網の上に置いて使うことで、グリルが直接食材に触れずに済み、掃除が格段にラクになります。また、熱伝導が良いので、パンを均一にカリッと焼くことができます。
グリルパンを使った代用のメリット・デメリット
メリット
- 魚焼きグリルの掃除が簡単になる(グリルパンだけ洗えばよい)
- 熱伝導が良く、パンがカリッと焼ける
- そのまま食卓に出せる器になることも
- 魚焼きグリルが汚れにくくなる
デメリット
- トースターのような「上からの焼き色」はつきにくい
- グリルパン自体を購入する必要がある
- 焦がすと網目に焦げが入り込むことがある
- アルミニウム素材のものは変形に注意
グリルパンが向いている人・向いていない人
向いている人
- 魚焼きグリルをトースター代わりに日常的に使いたい人
- グリルの掃除を簡略化したい人
- 軽量で扱いやすい調理器具が欲しい人
向いていない人
- トースターとまったく同じ焼き上がりを求める人
- 追加で調理器具を買いたくない人
各代用方法を目的別に比較してみよう
ここまで、4つの代用方法を紹介してきました。それぞれの特徴を、目的別に整理してみましょう。
- 朝のトーストを手軽に焼きたい:魚焼きグリルが最短。ただし焦げ注意。
- オーブン料理も楽しみたい:オーブンレンジが一石二鳥。
- 特別な機器は買いたくない:フライパンで代用。ただし焼き色は控えめに。
- 魚焼きグリルを便利に使いたい:グリルパンを併用すると掃除がラク。
また、各代用方法には次のような特性があります。
- オーブンレンジ:一度に大量調理でき、温度設定が細かい。ただし予熱と時間が必要。
- 魚焼きグリル:スピード最速。ただし焦げやすく、掃除がやや手間。
- フライパン:手軽で誰でもできる。ただし焼き上がりはトースターとは異なる。
- グリルパン:魚焼きグリルの使い勝手を向上させる。ただし焼き色は不完全。
代用するときに知っておきたい注意点
オーブントースターを他の機器で代用する際には、いくつかの共通した注意点があります。
焦げ付きや火災を防ぐために
- 魚焼きグリルやフライパンを使用する場合は、必ずその場を離れないこと。特に魚焼きグリルは火力が強く、一瞬で焦げます。
- アルミホイルを使う場合は、取扱説明書で使用が許可されているか確認してください。機種によってはアルミホイルの使用が禁止されている場合があります。
- フライパンで高温調理をする場合は、テフロン加工のものはコーティングを傷める可能性があることを理解しておきましょう。
機器の取扱説明書を必ず確認する
各家庭にあるオーブンレンジや魚焼きグリルは、機種によって機能や仕様がまったく異なります。
- オーブンレンジのオーブン機能の温度範囲
- 魚焼きグリルの火力調整の有無
- アルミホイルやオーブンシートの使用可否
これらはすべて、取扱説明書で必ず確認してください。この記事の情報はあくまで一般的な目安であり、お使いの機器でそのまま使えるとは限りません。
焼き時間や温度はあくまで目安
この記事で紹介した焼き時間や温度は、あくまで一般的な目安です。
実際の焼き上がりは、機器の機種、食パンの厚み、室温などによって大きく変わります。最初は短めの時間で試し、様子を見ながら調整するのが確実です。
オーブントースターを買うか代用するか、どうやって決める?
ここまで読んで、「やっぱりオーブントースターを買ったほうがいいのかな?」と思った人もいるかもしれません。
その判断に迷ったときは、次のポイントをチェックしてみてください。
オーブントースターを買ったほうがいいケース
- 毎日のようにトーストやピザトーストを食べる
- 焼き色や食感にこだわりがある
- 短時間で手軽に調理を済ませたい
- 冷凍食品の加熱や、ちょっとした焼き料理に頻繁に使う
- キッチンに置くスペースに余裕がある
代用で十分なケース
- トーストを食べる頻度が週に1~2回以下
- キッチンのスペースをできるだけ減らしたい
- すでにオーブンレンジや魚焼きグリルを持っている
- 焼き上がりにそこまでこだわらない
- お金をかけたくない
自分のライフスタイルと照らし合わせて、どちらが合っているか検討してみてください。
よくある疑問
オーブンレンジでトーストを焼くとき、予熱は必ず必要?
はい、必要です。予熱をしないと、焼き上がりにムラが出たり、時間がかかったりします。オーブンレンジのオーブン機能は、庫内が温まってからが本番です。
魚焼きグリルでパンを焼くと、魚の臭いが移る?
しっかり掃除をしていれば、基本的に臭い移りは気になりません。ただし、魚を焼いた直後にパンを焼くと、臭いや油分が残っている可能性があります。使用後は必ずキレイに掃除してから使いましょう。
もし臭い移りが気になる場合は、グリルパンを使う方法も検討してみてください。
フライパンでトーストを焼くとき、油は引いたほうがいい?
油を引かなくても焼けます。むしろ、油を引くとベチャッとした食感になることがあります。バターを少しひいて焼くと香ばしくなりますが、焦げやすいので中火でじっくりがコツです。
オーブントースターの代わりに使えるのは何?
オーブンレンジのオーブン機能、魚焼きグリル、フライパン、グリルパンなどが代表的です。それぞれ仕組みや焼き上がりが異なるので、自分の目的や環境に合った方法を選びましょう。
まとめ
オーブントースターがなくても、オーブンレンジ・魚焼きグリル・フライパン・グリルパンといった様々な方法で代用が可能です。
大切なのは、それぞれの特徴や違いを理解したうえで、自分の目的やライフスタイルに合った方法を選ぶことです。
- スピード重視なら魚焼きグリル
- オーブン料理も楽しみたいならオーブンレンジ
- とにかく手軽に試したいならフライパン
- 魚焼きグリルを便利に使いたいならグリルパン
どれも一長一短です。まずは今ある機器で試してみて、どうしても物足りなければオーブントースターの購入を検討する、というのもひとつの賢い選び方でしょう。
この記事が、あなたのオーブントースター選びや代用方法の判断材料になれば幸いです。

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