オーブントースターで焼鳥は作れるの?
「オーブントースターで焼鳥って、本当に美味しく作れるの?」
そう思っている方、結構多いんじゃないでしょうか。
結論から言うと、オーブントースターでも十分に美味しい焼鳥は作れます。
ただ、魚焼きグリルやオーブンレンジとは加熱の仕組みが違うので、ちょっとしたコツと注意点を押さえておく必要があります。
この記事では、オーブントースターで焼鳥を失敗なく作るための火加減や時間の目安、部位別の焼き方のコツをまとめました。
「焼きすぎて焦げた」「中が生焼けだった」といった経験がある方も、この記事を読めば次はきっと美味しく焼けるはずです。
オーブントースターで焼鳥を焼く前に知っておきたい基本
オーブントースターは、基本的に上ヒーターからの輻射熱(ふくしゃねつ)で食材を加熱します。
魚焼きグリルのように直火で焼くわけではないので、焼き色が均一につきにくかったり、加熱にムラが出やすかったりするのが特徴です。
だからこそ、焼く前にいくつか準備しておくことがあります。
まず、オーブントースターのワット数や庫内の広さを確認しておきましょう。
一般的なオーブントースターは600W〜1000W程度の出力が多く、庫内もコンパクトです。
ワット数が高いほど火力が強いので、焼き時間を短く調整する必要があります。
また、予熱をするかどうかも焼き上がりに大きく影響します。
予熱をすると表面がカリッと仕上がりやすくなりますが、予熱なしでもじっくり焼くことで中まで火を通せます。
自分のオーブントースターの特性を把握しておくのが、まずは第一歩です。
オーブントースターで焼鳥を焼く基本の手順
ここでは、オーブントースターで焼鳥を焼く基本的な流れを紹介します。
① 下準備をする
鶏肉は食べやすい大きさに切り、串に刺すか、そのままトレイに並べられるようにします。
串を使う場合は、串が庫内に収まる長さかを必ず確認してください。
オーブントースターは庫内が狭いので、串が長すぎると扉が閉まらなかったり、庫内で焦げたりすることがあります。
串なしで焼く場合は、鶏肉を一口大に切って、トレイに並べるだけでOKです。
下味は、市販の焼鳥タレを使うか、醤油・みりん・酒・砂糖で簡単に作ったタレに漬け込んでおきます。
漬け込む時間は30分〜1時間程度が目安です。
② 予熱をする(必要に応じて)
予熱をする場合、オーブントースターの設定温度を200℃前後にし、3〜5分ほど空焼きします。
予熱をすると、鶏肉を入れた瞬間から強い熱が当たるので、表面がパリッと仕上がりやすくなります。
ただし、予熱しすぎると庫内が高温になりすぎて焦げやすくなるので、加熱時間は短めに調整してください。
③ 鶏肉を並べて加熱を開始する
鶏肉をトレイに並べたら、いよいよ加熱スタートです。
焼き時間の目安は、200℃で8〜12分くらいです。
ただし、これはあくまで目安です。
鶏肉の大きさや厚み、オーブントースターの機種によって大きく変わるので、途中で必ず様子を見ながら調整してください。
④ 途中で裏返す
オーブントースターは上からしか熱が当たらないので、途中で一度は裏返すのが基本です。
焼き始めて5〜6分経ったら、一度扉を開けて肉をひっくり返しましょう。
裏返すことで両面に焼き色がつき、ムラなく火が通ります。
このとき、串が焦げていないか、肉の表面の状態もチェックしておくとよいでしょう。
⑤ 焼き上がりを確認する
焼き上がりの目安は、肉の中心が白く変わっていることです。
竹串を刺してみて、透明な肉汁が出てくれば火が通っています。
もし赤みがかった肉汁や血が出てくる場合は、まだ生焼けなので再加熱してください。
鶏肉は必ず中心部まで火を通すことが大切です。
オーブントースターで焼鳥の種類別・焼き方のコツ
一口に焼鳥と言っても、部位によって焼き方や火の通り方が違います。
ここでは、代表的な部位ごとの焼き方のポイントを紹介します。
ねぎま(鶏もも肉+長ねぎ)
最もスタンダードな焼鳥です。
鶏もも肉はほどよい脂身があり、ねぎと一緒に焼くことで甘みが増します。
焼き時間の目安:200℃で10〜12分(途中で裏返し)
ねぎは焦げやすいので、アルミホイルをかぶせて焼くのも手です。
ただ、ホイルで覆うと蒸し焼きになり、表面がカリッとしにくくなるので、焼き色をつけたい場合は最後の2分ほどホイルを外して焼きましょう。
皮(鶏皮のみ)
皮は脂が多いので、焦げやすく油ハネもしやすい部位です。
焼きすぎるとカリカリを通り越して真っ黒になってしまうので、注意してください。
焼き時間の目安:200℃で5〜8分(途中で裏返し)
アルミホイルを敷いて焼くと油ハネを防げますが、皮の下に脂がたまるとベチャッとなるので、ホイルに直接置かずに網の上で焼くのがおすすめです。
つくね(鶏ひき肉の団子)
つくねは中まで火を通すのに時間がかかります。
また、形が崩れやすいので、扱いには注意が必要です。
焼き時間の目安:200℃で10〜15分(低温でじっくり)
焦げないように、最初はアルミホイルをかぶせて蒸し焼きにし、最後の3分ほどでホイルを外して焼き色をつけると、中までしっかり火が通り、表面も香ばしくなります。
ささみ
ささみは脂が少なく、焼きすぎるとパサパサになりやすい部位です。
焼き時間の目安:200℃で6〜10分(焼きすぎ注意)
火の通りは早いので、短時間でさっと焼くのがポイントです。
タレをつけすぎると焦げる原因になるので、塩焼きやさっぱりした味付けが向いています。
アルミホイルを使うか使わないかで変わる焼き上がり
オーブントースターで焼鳥を焼くとき、「アルミホイルを使うべきか」というのはよくある悩みです。
それぞれの特徴を比較してみましょう。
アルミホイルを使う場合の特徴
- 焦げを防ぎやすい
- 油ハネを防げるので庫内が汚れにくい
- 後片付けが楽になる
- その反面、蒸し焼き状態になりやすく、表面がカリッと仕上がりにくい
アルミホイルを使わない場合の特徴
- 表面がパリッと焼ける
- 焼き鳥らしい香ばしさが出る
- その反面、油ハネで庫内が汚れやすい
- 焦げやすいので目を離せない
どちらが正解というわけではなく、自分の好みや目的に合わせて使い分けるのがおすすめです。
例えば、表面をカリッとさせたいときはアルミホイルを使わず、焦げを防ぎたいときや後片付けを楽にしたいときはアルミホイルを使う、といった具合です。
また、焼き始めはアルミホイルをかぶせて蒸し焼きにし、焼き終わりにホイルを外して焼き色をつけるというハイブリッドな方法もアリです。
オーブントースターで焼鳥を焼くときの注意点
ここでは、失敗しないために押さえておきたい注意点をまとめました。
加熱不足による食中毒リスク
鶏肉は生食に適しておらず、必ず中心部まで火を通す必要があります。
オーブントースターは火力が強くない機種もあるので、外側だけ焼けて中が生焼けということが起こりえます。
竹串を刺して肉汁の色を確認する、温度計で中心温度を測るなどして、しっかり加熱できたかどうかを必ずチェックしましょう。
油ハネによる庫内の汚れと火災リスク
鶏皮など脂の多い部位を焼くと、油が激しく跳ねることがあります。
庫内に油が付着すると、次に使うときに煙が出たり、火災の原因になることも。
アルミホイルやトレイで油を受けるようにし、焼き終わったら庫内をきれいに拭き取る習慣をつけましょう。
串の焦げに注意
竹串は高温になると焦げます。
串の先が庫内のヒーターに近づきすぎていると、あっという間に真っ黒になってしまうことも。
串の長さが合っていないと感じたら、串なしで焼くか、金属製の串に替えるのも選択肢のひとつです。
焼きすぎによるパサつき
オーブントースターは庫内が狭く熱がこもりやすいため、思った以上に早く焼きが進みます。
特に脂の少ないささみやむね肉は、焼きすぎるとパサパサになってしまうので、短時間で仕上げるようにしてください。
オーブントースターで焼鳥を美味しく焼くための5つのコツ
最後に、実践しやすいコツを5つにまとめました。
1. 肉は常温に戻してから焼く
冷蔵庫から出したばかりの冷たい肉を焼くと、加熱にムラが出やすくなります。
焼く30分前には冷蔵庫から出して常温に戻しておくと、均一に火が通りやすくなります。
2. 焼き時間は短めに設定して様子を見る
「レシピ通りに焼いたら焦げた」という失敗は、時間を長く見積もりすぎていることが原因です。
最初は短めの時間でセットし、足りなければ追加で焼くスタンスで臨みましょう。
3. オーブントースターの機種に合わせて調整する
1000Wの機種と600Wの機種では、同じ時間でも焼き上がりが全然違います。
自分のオーブントースターの特性を把握し、何度か試しながらベストな時間を見つけていきましょう。
4. タレは後半に絡める
最初からタレをたっぷりつけて焼くと、糖分が焦げて黒くなりやすいです。
焼き始めは塩やハーブでシンプルに焼き、焼き上がりの2〜3分前にタレを絡めると、焦げずに香ばしく仕上がります。
5. 焼き上がったらすぐに取り出す
焼き上がった肉をそのまま庫内に置いておくと、余熱でどんどん火が入り、パサつきの原因になります。
焼き上がったらすぐに取り出して、粗熱を取るようにしましょう。
オーブントースターで焼鳥を焼くときのよくある疑問
冷凍の焼鳥でも焼けますか?
はい、冷凍の市販焼鳥でもオーブントースターで加熱できます。
ただし、冷凍のまま焼くと加熱ムラが出やすいので、一度自然解凍してから焼くのがおすすめです。
どうしても冷凍のまま焼く場合は、低温(150℃程度)で長めに加熱し、途中で何度か様子を見てください。
グリルとどっちがいいの?
魚焼きグリルは直火で焼けるので、表面がパリッと仕上がり、焼鳥に近い食感になります。
一方、オーブントースターは手軽さと後片付けのしやすさが魅力です。
「本格的な焼鳥が食べたい」ならグリル、「手軽に作りたい」ならオーブントースターと、目的で選ぶとよいでしょう。
予熱は必ずしたほうがいいですか?
予熱をすると表面がカリッと仕上がるので、おすすめはします。
ただし、予熱なしでも十分に美味しく焼けます。
予熱なしの場合は、焼き時間をやや長めに設定し、途中でしっかり様子を見ながら調整してください。
オーブントースターで焼鳥にチャレンジしてみよう
オーブントースターでの焼鳥作りは、ちょっとしたコツさえ掴めば、誰でも手軽に楽しめる料理です。
最初の数回は焼き時間や温度の調整に戸惑うかもしれませんが、何度か試しているうちに自分のオーブントースターに合ったベストな焼き方が見つかるはずです。
この記事で紹介したコツや注意点を参考にして、ぜひ一度、ご自宅のオーブントースターで焼鳥作りにチャレンジしてみてください。
焼き上がりの香ばしい香りが、キッチン中に広がるのが楽しみですね。
美味しい焼鳥が焼けますように。

コメント