オーブントースターでさんまは焼ける?そもそも本当に美味しくできるの?
「さんまを焼きたいけど、魚焼きグリルがない……」そんなとき、ふと目にとまるのがオーブントースターです。
でも、実際に使って大丈夫なのか、ちゃんと美味しく焼けるのか、そして何より匂いや油ハネが心配……。そう思うと、なかなかチャレンジしづらいですよね。
結論から言うと、オーブントースターでもさんまの塩焼きは十分に美味しく焼けます。ただし、魚焼きグリルとは焼き方が異なるので、いくつかコツをおさえておく必要があります。
この記事では、オーブントースターでさんまを焼くときの正しい手順や時間、下処理のコツ、そして片付けや匂いの対策まで詳しく解説していきます。
オーブントースターでさんまを焼く前に知っておきたい3つのポイント
オーブントースターでさんまを焼くとき、最初に知っておきたいのが「片面焼き」か「両面焼き」かという違いです。さらに「アルミホイルを使うかどうか」も、仕上がりや片付けに大きく影響します。
片面焼きと両面焼きの違い
一般的なオーブントースターは、上からのみ加熱する片面焼きタイプがほとんどです。一方、上下両方から加熱できる両面焼きタイプのトースターもあります。
- 片面焼きトースター:焼いている途中で裏返す必要があります。庫内が狭いモデルが多いので、大きなさんまが入らない場合もある点に注意が必要です。
- 両面焼きトースター:上下から同時に加熱されるので、返す手間がありません。庫内が広いタイプならさんまが丸ごと入りやすく、火の通りも均一になりやすいです。
それぞれのトースターのタイプに合わせて焼き方を変える必要があるので、まずはお手持ちのトースターがどちらかを確認しておきましょう。
オーブントースターでさんまを美味しく焼くための下処理
オーブントースターでさんまを焼く前に、しっかりと下処理をすることが仕上がりを左右します。ここでは、プロの料理人も実践している下処理のポイントを紹介します。
さんまの選び方から始めよう
まずは良質なさんまを選ぶことが大切です。新鮮なさんまの見分け方には、以下のようなポイントがあります。
- 目が澄んでいる
- くちばし(口先)が黄色い
- 背中がやや曲がっている
- お腹が張っている
特に「くちばしが黄色い」さんまは鮮度が良いとされています。また、身にハリがあるものを選ぶと、焼いたときに崩れにくくなります。
ウロコと水分をしっかり処理する
さんまを購入したら、まずは流水で軽く洗い、ウロコをしっかり取り除きましょう。ウロコが残っていると、焼き上がりの食感が悪くなってしまいます。
次に、キッチンペーパーでさんまの表面と内側の水分をしっかり拭き取ります。この水分拭きが非常に重要です。水分が残っていると、焼いたときに蒸し焼き状態になってしまい、皮がパリッと仕上がりません。
背骨に沿って切り込みを入れる
プロの焼き魚の技術のひとつに、背骨に沿って切り込みを入れる方法があります。これは、火の通りを良くするだけでなく、食べるときにほぐしやすくなるというメリットもあります。
包丁でさんまの背中側に、骨に沿うように浅く切り込みを入れましょう。深く切りすぎると身が崩れる原因になるので、軽く線を入れる程度で大丈夫です。
塩の振り方
塩は、高いところから多めに振るのがポイントです。高い位置から振ることで、塩が均一にまんべんなく広がります。
振ったあとは、約10分ほど置いてなじませます。これにより、塩が魚全体に浸透し、味にムラがなくなります。
オーブントースターでの焼き方|片面焼き・両面焼き別の手順
ここからは、実際にオーブントースターでさんまを焼く具体的な手順を説明します。お手持ちのトースターが片面焼きか両面焼きかで手順が変わります。
両面焼きトースターの場合
両面焼きトースターは、上下から同時に加熱できるのが強みです。さんまを一度セットしたら、返す手間なく焼き上げられます。
手順
- トースターのトレイにアルミホイルを敷く
- アルミホイルの上にさんまを並べる
- 両面焼きモード(または上下ヒーターオン)で加熱する
- 焼き時間の目安は8〜10分(機種によって調整が必要です)
両面焼きトースターは加熱が均一なため、途中で裏返す必要がなく、時短にもなります。
片面焼きトースターの場合
一般的な片面焼きトースターの場合は、途中で裏返す作業が必須です。
手順
- トースターのトレイにアルミホイルを敷く
- アルミホイルの上にさんまを並べる
- 片面焼きモードで加熱する
- 7〜8分ほど焼いたら、一度裏返す
- 裏返したあと、さらに5分ほど追加加熱する
片面焼きの場合は、焼き色が均一になるように裏返すタイミングを見極めるのがコツです。
アルミホイルは軽く揉んでから敷く
どのタイプのトースターでも共通して言えるのが、アルミホイルの使い方です。
アルミホイルをトレイに敷くときは、一度軽く揉んでから広げて敷くと、魚の皮がくっつきにくくなります。ピカピカのまま敷くより、このひと手間を加えるだけで、後片付けが格段にラクになります。
焼き上がりの見極め方
さんまが焼き上がったかどうかは、以下のポイントで判断できます。
- さんまのお尻の穴(肛門付近)から水蒸気が出ている
- 表面がこんがりと茶色くなっている
- 竹串を刺したときに、すっと通る
焼きすぎると身がパサパサになってしまうので、こまめに様子を見ながら調整しましょう。
オーブントースターでさんまを焼くときの注意点
オーブントースターで魚を焼く場合、いくつかリスクや注意点があります。安全に美味しく調理するために、以下をしっかり押さえておいてください。
油の発火リスクに注意
さんまのような脂ののった魚を焼くと、溶け出した脂がトレイに溜まります。その脂に直接ヒーターの熱が当たると、発火のリスクがあります。
これを防ぐには、必ずアルミホイルを敷くことが有効です。また、焼き終わったあとにアルミホイルごと脂を包んで捨てることで、トレイの汚れも最小限に抑えられます。
換気をしっかり行う
オーブントースターで魚を焼くと、どうしても魚の匂いが室内にこもりがちです。魚焼きグリルと違って煙を外に逃がす機能がないため、換気扇を回すことはもちろん、窓を開けて空気を入れ替えることをおすすめします。
焼き終わったあとは、トースターの庫内を拭き掃除して、匂い残りを防ぎましょう。
さんまがトースターに入らない場合
さんまが大きすぎてトースターの庫内に入らない場合は、以下の対処法があります。
- 斜めに置く:少し角度をつけることで入る場合があります
- 半分に切る:包丁で半分にカットしてから焼く
切り分けるときは、身が崩れないように包丁をしっかりと入れましょう。
オーブントースターで焼いたさんまはどんな人におすすめ?
オーブントースターを使ったさんまの塩焼きは、こんな人に向いています。
- 魚焼きグリルが家にない人
- グリルの掃除が面倒だと感じる人
- 少人数分(1〜2人)だけ焼きたい人
- すでにオーブントースターを持っている人
一方で、大量に焼きたい場合や、より本格的な焼き魚を楽しみたい場合は、魚焼きグリルやガスコンロの使用を検討してもよいでしょう。また、煙や匂いを極端に気にする人には、換気対策をしっかりしてから挑戦してください。
よくある疑問
さんまの内臓は取るべき?
新鮮なさんまであれば、内臓は取らなくても大丈夫です。内臓ごと焼くことで、うまみが身に広がり、より風味豊かに仕上がります。
ただし、鮮度が落ちている場合や苦味が気になる場合は、内臓を取り除いてから焼くことをおすすめします。その場合は、お腹を包丁で切り開いて内臓を取り出し、よく洗ってからキッチンペーパーで水気を拭き取ってください。
トースターの天板に直接置いてもいい?
アルミホイルを敷くかどうかは、好みや片付けのしやすさで選びましょう。
- アルミホイルあり:片付けが非常にラク。脂が直接天板に付かないので掃除が楽になる
- アルミホイルなし:直火に近い状態で焼けるので、皮がよりパリッと仕上がる場合がある。ただし、脂が天板にこびりつくので掃除が大変
初めて焼くときは、まずアルミホイルありで試してみて、慣れてきたらなしでも挑戦してみるとよいでしょう。
オーブントースターでさんまを焼くなら、この方法で試してみて
オーブントースターでも、コツを押さえればさんまは十分に美味しく焼けます。特に「水分をしっかり拭く」「塩は高めから多めに」「アルミホイルは軽く揉んでから敷く」の3つは、初心者でも失敗しにくいポイントです。
両面焼きトースターならそのまま8〜10分、片面焼きトースターなら途中で裏返して合計12〜13分ほどが焼き時間の目安です。機種によって焼け方が違うので、最初は様子を見ながら調整してみてください。
また、油の発火リスクや匂い対策についても、この記事で紹介した注意点を守れば安心して調理できます。ぜひ、秋の味覚であるさんまを、お手持ちのオーブントースターで楽しんでみてください。

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