温風と冷風、両方使える「温冷サーキュレーター」。気になるのはやっぱり電気代ですよね。
結論から言うと、温風モードの電気代は送風モードの約20〜30倍になり、1時間あたり15〜37円ほどかかります。これはセラミックファンヒーター並みのコストです。でも、使い方次第ではエアコンの暖房補助として十分な価値があります。この記事では、2025年11月に新モデルが登場した温冷サーキュレーターの電気代を、他の暖房器具と徹底比較しながら、あなたの使い方に合った選び方を提案します。
温冷サーキュレーターの電気代は送風モードと温風モードでどう違う?
まずは、温冷サーキュレーターのモード別に電気代がどう変わるかを見ていきましょう。
電気代の計算式は「消費電力(W) ÷ 1,000 × 使用時間(h) × 電気代単価(円/kWh)」です。電気代単価は全国家庭電気製品公正取引協議会の目安である31円/kWhを使って計算するのが一般的です。
例えば、スリーアップ社の温冷サーキュレーター「HC-T2494」の場合、送風モードの消費電力は38W、温風モードは1,000Wです。この数値をもとに計算すると:
- 送風モード:38W ÷ 1,000 × 1時間 × 31円 = 約1.2円/時間
- 温風モード:1,000W ÷ 1,000 × 1時間 × 31円 = 約31.0円/時間
なんと、同じ製品でもモードを切り替えるだけで電気代が約26倍も違うんです(イーグローバルマーケティング調べ、2021年9月)。この差はかなり大きいですよね。
アイリスオーヤマの公式サイト(2025年4月公開)によると、一般的なサーキュレーター(15〜55W)の電気代は1時間あたり0.5〜1.7円程度。温風モードに切り替えると、この相場から大きく跳ね上がることを覚悟しておく必要があります。
温風モードの電気代、他の暖房器具と比べるとどう?
ここで気になるのが、「温風モードの電気代って、他の暖房器具と比べて高いの?安いの?」という点です。
結論から言うと、温風サーキュレーターの温風モードは、セラミックファンヒーターとほぼ同程度の電気代がかかります。
一級建築士・星悠真氏のブログ記事に掲載された試算(公開年不明のため個人見解として扱います)によると、主要な暖房器具の1時間あたりの電気代は以下の通りです:
- エアコン(6畳・暖房):約16円(600W想定)
- 温風サーキュレーター:約27円(消費電力により変動)
- オイルヒーター:約31円(1,000W想定)
- セラミックファンヒーター:約32円(1,200W想定)
この比較からわかるのは、温風サーキュレーターの温風モードはエアコンよりは高く、セラミックファンヒーターとほぼ同じかやや安いという位置づけです。
ただし、これはあくまで一例。製品の消費電力によって電気代は大きく変わるので、購入前に必ずチェックしてください。例えば、シロカの新モデル「SH-CD251」(2025年11月発売)は温風モードの消費電力が1,200Wなので、この試算よりも高くなると見られます。
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エアコンと併用すればトータルコストはどうなる?
ここが温冷サーキュレーターの真価が問われるポイントです。単体で暖房器具として使うなら確かに電気代は高いですが、エアコンと併用することでトータルコストを抑えられる可能性があります。
エアコンは部屋全体を暖めるのには効率的ですが、暖かい空気が天井に溜まりやすく、足元が冷えやすいという弱点があります。温風サーキュレーターを併用すれば、天井に溜まった暖かい空気を足元に送り込むことができ、エアコンの設定温度を下げても快適さをキープできるわけです。
一級建築士・星悠真氏のブログでは、エアコンと温風サーキュレーターを併用した場合、設定温度を22℃に下げても足元まで暖かく感じられるという検証結果が紹介されています(個人見解)。エアコンの設定温度を1℃下げるだけで約10%の省エネになると言われているので、その効果を考慮すればトータルでの電気代は抑えられる可能性があります。
ただし、この効果は部屋の広さや断熱性能、外気温などによって大きく変わります。「エアコン+温風サーキュレーターなら絶対に節約できる」と断言はできません。あくまで「上手く使えば」という話であることをご理解ください。
実際に温冷サーキュレーターを買った人の声は?
電気代に関する実際のユーザーの声をAmazonのレビューから分析してみました(2026年7月5日時点の分析)。
ポジティブな声としては、「冬場の足元暖房として便利」「部屋干しの乾燥時間が短縮された」といったものが多く見られました。温風機能を「補助暖房」や「乾燥補助」として使う層には一定の評価があるようです。
一方で、ネガティブな声としては「温風を使うと予想以上に電気代がかさむ」「温風の風量が思ったより弱い」といった指摘や、「音がうるさい」というレビューも散見されました。温風モードは消費電力が大きい分、ファンの回転音や温風が出る際の動作音が気になるというユーザーもいるようです。
特に興味深かったのは、「温風機能を使う頻度」と「実際の電気代の増加分」の関係を具体的に知りたいというニーズです。多くのユーザーが「どのくらいの頻度で使えば、どのくらい電気代が上がるのか」という具体的な見通しを持てずに購入している印象を受けました。
この声からもわかる通り、温冷サーキュレーターの電気代は製品選びと使い方次第。次の章では、あなたに合った選び方を考えていきましょう。
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温冷サーキュレーター、買うべき?それとも通常のサーキュレーターで十分?
ここまでの情報を踏まえて、あなたが温冷サーキュレーターを選ぶべきか、それとも通常のサーキュレーターで十分なのかを判断するためのフローチャートを考えてみましょう。
温冷サーキュレーターを選ぶべきケース
- 冬場に足元だけでも暖かくしたい
- 部屋干しの乾燥時間を短縮したい
- エアコンと併用して快適性を高めたいが、多少の電気代アップは許容できる
- 「暖房器具+空気循環器具」の2役を1台で済ませたい
通常のサーキュレーターで十分なケース
- エアコン補助としての空気循環がメインの目的
- 1円でも電気代を抑えたい
- オールシーズン使える安価な製品が欲しい
- 温風機能は不要、または別途暖房器具を持っている
もしあなたが「エアコンの設定温度を下げて節約したいけど、足元が冷えて困る」という悩みを持っているなら、温冷サーキュレーターは有力な選択肢になります。でも「とにかく電気代を最優先したい」というなら、通常のDCモーター搭載サーキュレーターの方が適しているでしょう。
温冷サーキュレーターの電気代を抑える3つのポイント
どうしても温冷サーキュレーターを選びたいという方のために、電気代を少しでも抑えるコツを紹介します。
1. DCモーター搭載モデルを選ぶ
DCモーターはACモーターに比べて消費電力が大幅に少ないのが特徴です。楽天エネルギー(2025年3月)によると、ACモーター(38W)の1時間あたりの電気代は約1.2円、DCモーター(20W)は約0.6円と、送風モードでも差が出ます。温風モードの消費電力にも影響するので、可能ならDCモーター搭載モデルを選びましょう。
2. 温風モードはタイマー機能で時間制限をかける
「ずっと温風モードにしっぱなし」は電気代の無駄遣いになりがちです。就寝前の30分だけ、起床後の15分だけなど、必要な時間だけ使うようにすれば、月単位での電気代をかなり抑えられます。
3. エアコンの設定温度を下げて併用する
エアコン単体で26℃設定にするよりも、エアコンを24℃に下げて温風サーキュレーターを併用した方が、トータルの電気代が抑えられる可能性があります。設定温度を1℃下げるごとに約10%の省エネ効果が見込めるからです(あくまで一般的な目安)。
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おすすめの温冷サーキュレーターと選び方
最後に、調査で確認できた温冷サーキュレーターの中から、電気代の観点も含めておすすめできる製品を紹介します。
シロカ siroca HOT&COOL サーキュレーター ポカクール SH-CD251
2025年11月発売の最新モデル。温風モード1,200Wとパワフルながら、上下左右首振り機能で部屋全体に温風を届けられます。最新モデルならではの省エネ設計にも期待ができます。
スリーアップ サーキュレーター ヒート&クール HC-AR1809-WH
温風モードの消費電力が1,000Wと、比較的控えめなモデル。基本性能がしっかりしており、コスパを重視する方に適しています。
アイリスオーヤマ PCF-SDCC15T-W
DCモーター搭載モデルで、送風時の消費電力が非常に小さいのが特徴。温風機能とのバランスを考えると、ランニングコストを抑えたい方におすすめです。
製品を選ぶ際は、温風モードの消費電力(W数)を必ずチェックしてください。これが大きいほど電気代は上がります。また、送風モードの消費電力も確認し、普段使いしやすい製品かどうかを見極めることが大切です。
温冷サーキュレーターの電気代は、送風モードに比べると確かに高くなります。でも、エアコンの補助として上手に使えば、快適性を高めながらトータルコストを抑えられる可能性も秘めています。
大切なのは「温風モードをメインの暖房として使わない」「必要な時だけ使う」「エアコンとセットで運用する」という使い方を意識すること。あなたの生活スタイルに合った製品を選んで、冬の寒さ対策に役立ててくださいね。



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