サーキュレーターの気になる電気代
「サーキュレーターをつけっぱなしにしているけど、電気代が気になる…」
そんなふうに思ったことはありませんか?
エアコンと違って消費電力が小さそうなのは分かっていても、具体的にいくらかかっているのか知らないと、やっぱり不安ですよね。
結論から言うと、サーキュレーターの電気代はとても安いです。
多くのモデルで1時間あたり約0.6円から0.7円程度。1日8時間つけっぱなしにしても、だいたい5円から6円ほどに収まります。
この記事では、実際の製品スペックをもとにした電気代の計算方法や、エアコン・扇風機との比較、つけっぱなしにするときの注意点まで解説していきます。これを読めば、サーキュレーターの電気代がどれくらいかかるのか、はっきりと分かるはずです。
サーキュレーターの電気代はどのくらい?
まずは、サーキュレーターを実際に使ったときの電気代の目安から見ていきましょう。
電気代は、以下の計算式で求めることができます。
消費電力(W)÷ 1000 × 使用時間(h) × 電力料金単価(円/kWh)
ここで重要なのが「電力料金単価」です。電力会社や契約プラン、地域によって料金は異なりますが、資源エネルギー庁が公表している2023年7月時点の目安単価は31円/kWhです。この数値は電気代を計算する際のひとつの基準としてよく使われています。
では、実際の製品を例に計算してみましょう。
一般的なDCモーター搭載のサーキュレーターの消費電力は約21Wです。この数値を計算式にあてはめると、1時間あたりの電気代は次のようになります。
21W ÷ 1000 × 1時間 × 31円/kWh = 約0.65円
つまり、1時間つけっぱなしにしても約0.65円。1日8時間使っても約5.2円、ひと月(30日)では約156円という計算になります。
「思っていたよりずっと安い」と思われた方も多いのではないでしょうか。
実際の製品で電気代を試算してみる
では、もう少し具体的な製品を例に、電気代の試算を見てみましょう。
SwitchBot DCスマートサーキュレーター バッテリー式 W3800510
この製品の消費電力は24Wです。公式サイトでは、1日8時間、90日間(ひと夏)使用した場合の電気代が約531円と試算されています。こちらも31円/kWhの単価で計算した場合の数字です。
1日あたりに換算すると約5.9円。毎日使ってもこの金額なら、あまり気にしなくてもよさそうですね。
また、一般的なDCモーター搭載のサーキュレーターは約21Wなので、こちらもほぼ同程度の電気代になると考えてよいでしょう。
サーキュレーターの電気代はなぜ安い?
サーキュレーターの電気代が安い理由は、消費電力がそもそも小さいからです。
エアコンの消費電力が500W〜1000W以上であるのに対し、サーキュレーターはその数十分の一。DCモーターを搭載したモデルでは、さらに消費電力が抑えられています。
前述の通り、一般的なDCモーター搭載サーキュレーターの消費電力は約21W。一方、エアコン(冷房時)の消費電力は機種によって大きく異なりますが、例えば500Wのエアコンを1時間使った場合の電気代は約15.5円。サーキュレーターの約24倍のコストがかかる計算になります。
この差が、サーキュレーターをつけっぱなしにしても電気代が気にならない理由です。
エアコンと併用するとさらに節約になる?
「エアコンをつけっぱなしにするのはもったいない」という感覚はよくわかります。
でも実は、エアコンとサーキュレーターを併用することで、トータルの電気代を抑えられる可能性があります。
サーキュレーターを使うと、部屋の中の空気が循環して温度ムラが減り、エアコンの効率が上がります。その結果、エアコンの設定温度を少し上げても快適さをキープできるんです。
例えば、エアコンを26℃設定で使うより、28℃設定+サーキュレーター併用のほうが体感温度は同じでも、エアコンの消費電力を抑えられます。一般的なエアコンで設定温度を1℃上げると、約10%の節電効果があるといわれています。
サーキュレーター自体の電気代が1時間約0.65円程度なら、エアコンの設定を2℃上げることで得られる節約効果のほうがはるかに大きいケースが多いです。
つまり、サーキュレーターをつけっぱなしにすること自体のコストより、エアコンの設定温度を上げられることによる節約メリットのほうが大きいため、結果的に家計にやさしいというわけです。
扇風機と比べて電気代はどう違う?
サーキュレーターと扇風機は、どちらも風を送る家電ですが、電気代に大きな差があるのでしょうか?
結論から言うと、消費電力そのものにはそこまで大きな差はありません。扇風機も一般的に20W〜40W程度の消費電力なので、サーキュレーターと同程度です。
ただし、使い方が異なります。サーキュレーターはエアコンの補助として長時間つけっぱなしにするシーンが多いのに対し、扇風機は人に直接風を当てて涼をとるために使うことが多いです。そのため、結果的にサーキュレーターのほうが使用時間が長くなりがちですが、それでも電気代が劇的に高くなることはありません。
電気代の面だけ見れば、サーキュレーターも扇風機も大きな違いはないと考えてよいでしょう。
DCモーターとACモーターの違いは電気代に影響する?
サーキュレーターを選ぶとき、「DCモーター」と「ACモーター」という言葉を目にすることがあります。
この違いは、電気代に影響します。
DCモーター搭載モデル
近年主流のタイプで、消費電力が小さく省エネ性能が高いのが特徴です。多くのモデルで消費電力は20W台前半です。
ACモーター搭載モデル
従来型のモーターで、DCモーターに比べると消費電力が大きくなる傾向があります。ただし、機種によっては13W〜32W程度と、DCモーターと大差ないものもあります。
例えば、SwitchBot DCスマートサーキュレーター バッテリー式 W3800510は消費電力24Wで、ACモータータイプと比較して約40%の節約になるという試算もあります。
ただし、「ACモーター=絶対に電気代が高い」というわけではありません。実際の消費電力は製品ごとに異なりますので、購入時には必ずスペック表をチェックすることをおすすめします。
つけっぱなしにしても安全?
電気代が安いからといって、つけっぱなしにしても大丈夫なのか気になりますよね。
サーキュレーター自体は、長時間の連続使用を想定して設計されている製品がほとんどです。特にDCモーター搭載モデルは発熱が少なく、連続運転に適しています。
ただし、以下のポイントには注意してください。
ほこりの掃除をこまめに行う
フィルターや羽根にほこりが溜まると、モーターに負担がかかり故障の原因になることがあります。定期的なお手入れが大切です。
メーカーの指示を守る
製品によっては連続使用時間の目安が設定されていることもあります。取扱説明書をよく読んでから使いましょう。
就寝中の使用はタイマー機能を活用する
つけっぱなしにしても電気代は安いですが、就寝中はずっと風を受け続けると体が冷えすぎることも。タイマー機能があるモデルなら、切れる時間を設定しておくと便利です。
よくある質問
Q. 24時間つけっぱなしにしても大丈夫?
製品によりますが、多くのサーキュレーターは連続運転に対応しています。ただし、長時間使用する場合は定期的な掃除と、取扱説明書の確認をおすすめします。電気代は1日24時間でも約15円〜16円程度なので、コスト面での心配はほとんどありません。
Q. つけっぱなしにすると故障しやすい?
ほこりが溜まった状態で長時間運転を続けると、モーターへの負担が増えることがあります。定期的に掃除をすれば、通常の使用で故障が早まることはあまりありません。
Q. 電気代は季節によって変わる?
電気代そのものは季節によって変わりませんが、電力料金単価は契約プランや時期によって変わることがあります。料金単価が変われば、結果として電気代も変動します。
サーキュレーターのつけっぱなしはコスパがいい
サーキュレーターをつけっぱなしにしたときの電気代は、1時間あたり約0.65円。1日8時間使っても約5円程度です。
エアコンと比較すると大幅に安く、扇風機とも大きな差はありません。むしろ、エアコンと併用することで設定温度を上げられ、トータルの節電効果が期待できる点も魅力です。
気になるのは電気代よりも、むしろほこりの掃除や使用環境による体の冷えすぎのほうかもしれません。
サーキュレーターは、電気代を気にせずに使える家電です。つけっぱなしにすることで得られる快適さと、エアコンとの相乗効果を考えれば、十分にコスパの良い選択肢だと言えるでしょう。
購入を検討中の方は、DCモーター搭載モデルを中心に、消費電力やタイマー機能などをチェックしてみてください。きっと満足できる一台に出会えるはずです。

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