「サーキュレーターって、電気代がどれくらいかかるんだろう?」
そう思ってこの記事を開いた方も多いはずです。エアコンと併用すると節約になると聞くけど、本当なのか気になりますよね。
今回は、サーキュレーターの電気代を具体的な数字で見ていきながら、扇風機との違いや、上手に使って電気代を抑える方法までわかりやすく解説します。これから購入を検討している方も、すでに使っている方も、ぜひ参考にしてください。
サーキュレーターの電気代はどれくらい?
まずは、みんなが一番気になる電気代の金額から見ていきましょう。
サーキュレーターの電気代は、搭載されているモーターの種類によって大きく異なります。大きく分けると「ACモーター」と「DCモーター」の2種類があり、それぞれ消費電力が違うんです。
電気代の計算式は、以下のとおりです。
消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電気料金単価(円/kWh)
電気料金単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWhを使って計算するのが一般的です。
ACモーター搭載モデルの電気代
ACモーターは、従来からあるタイプのモーターで、本体価格が比較的安いのが特徴です。その分、消費電力はやや大きめで、一般的な製品で25〜50W程度になります。
1時間あたりの電気代を計算してみましょう。
- 25Wの場合:0.025kW × 1h × 31円 = 約0.8円/時間
- 50Wの場合:0.05kW × 1h × 31円 = 約1.6円/時間
1日8時間使ったとすると、1ヶ月(30日)ではおよそ187円〜372円になります。
DCモーター搭載モデルの電気代
一方、DCモーターは省エネ性能に優れていて、消費電力は15〜25W程度が一般的です。
- 15Wの場合:0.015kW × 1h × 31円 = 約0.5円/時間
- 25Wの場合:0.025kW × 1h × 31円 = 約0.8円/時間
1日8時間、1ヶ月使うと、約113円〜187円になります。
つまり、同じサーキュレーターでも、DCモーターを選ぶだけで電気代をかなり抑えられるんですね。特に長時間使う予定の方や、エアコンと併用して常時回しておきたい方には、DCモーターのモデルが断然おすすめです。
扇風機と電気代はどっちがお得?
「サーキュレーターって、扇風機より電気代が高いの?」という疑問もよく聞かれます。
結論から言うと、同じモータータイプなら、電気代に大きな差はありません。
扇風機の消費電力も、ACモーターで16〜43W、DCモーターで13〜19W程度なので、サーキュレーターとほぼ同じ水準です。DCモーターの扇風機なら、1時間あたり約0.4〜0.6円程度で使えます。
ただし、ここで注意したいのは用途の違いです。
扇風機は「体に風を当てて涼しさを感じる」ことが目的。サーキュレーターは「部屋の空気を循環させる」ことが目的。どちらが電気代が高い・安いというより、自分が何をしたいのかで選ぶべき製品が変わるという点が重要です。
エアコンの補助として使いたいならサーキュレーター、直接風を浴びて涼みたいなら扇風機と、使い分けを考えるとよいでしょう。
エアコンと併用すると本当に節約になる?
ここが一番気になるポイントですよね。
サーキュレーターは、エアコンと併用することで大きな節約効果が期待できます。
仕組みはとてもシンプルです。エアコンは室温を設定温度に近づけるために、たくさんの電力を消費します。特に夏の冷房や冬の暖房は、部屋全体を快適な温度にするまでに時間と電気代がかかるんです。
そこでサーキュレーターを使うと、エアコンから出た冷気や暖気を部屋全体にまんべんなく循環させることができます。すると、設定温度に達するまでの時間が短くなり、エアコンにかかる負担が減るんです。
具体的なデータとして、環境省の情報などによると、冷房時にエアコンの設定温度を1℃上げるだけで約10%の節電になると言われています。サーキュレーターを使えば、体感温度を下げたままエアコンの設定温度を上げることができるので、結果的に電気代の節約につながるわけです。
実際に、HEMS(家庭用エネルギー管理システム)を使った検証では、エアコンとサーキュレーターを併用することで、約12時間で約11円の節約になったという事例もあります。小さな金額に思えるかもしれませんが、毎日使えば1ヶ月で数百円、夏場を通せば数千円単位の差になることもあります。
エアコン併用時の効果的な使い方
エアコンとサーキュレーターを上手に併用するには、設置場所と風向きがカギになります。
- 冷房時(夏):エアコンの風が届く方向にサーキュレーターを置き、天井に向けて風を送る。冷気は下にたまる性質があるので、天井付近の暖かい空気をかき混ぜるイメージです。
- 暖房時(冬):エアコンの真下ややや離れた場所にサーキュレーターを置き、床に向けて風を送る。暖かい空気は天井にたまるので、床付近に風を届けて空気を循環させます。
設置場所を少し工夫するだけで、エアコンの効き目がグッと変わるので、ぜひ試してみてください。
サーキュレーターの電気代をさらに節約する方法
「すでにサーキュレーターを使ってるけど、もっと電気代を抑えたい…」という方のために、ちょっとしたコツをいくつか紹介します。
タイマー機能を活用する
最近のサーキュレーターには、オフタイマーや入切タイマーが付いているモデルが多いです。
寝るときに「2時間後にオフ」に設定すれば、寝付くまでの間だけ運転して、あとは自動で止まってくれます。朝方までつけっぱなしにするより、電気代を抑えられますよ。
適切な風量設定を選ぶ
「とりあえず強風」にしてしまいがちですが、必要以上に強い風を送ると、その分消費電力も増えます。特にDCモーターのモデルは風量調整が細かくできるので、シーンに合わせて適切な風量を選ぶことが節約につながります。
こまめにフィルターを掃除する
サーキュレーターの吸気口やファンにほこりがたまると、風の通りが悪くなってモーターに負担がかかります。その結果、消費電力が増える原因に。取扱説明書を確認して、定期的なお手入れを心がけましょう。
使用しないときはコンセントを抜く
待機電力はわずかですが、長期間使わないときはコンセントを抜いておくのもひとつの方法です。特にオフシーズンは、忘れずに抜いておくと安心です。
サーキュレーター購入前に知っておきたいモーターの違い
ここまで読んで、「じゃあ、どのサーキュレーターを選べばいいの?」と思われた方もいるでしょう。
選ぶ際の最大のポイントは、やはりモーターの種類です。もう一度、ACモーターとDCモーターの特徴をおさらいしておきましょう。
ACモーターの特徴
- メリット:本体価格が安い。丈夫で長持ちしやすい。
- デメリット:電気代がやや高め。風量調節の段階が少ない。運転音が大きい傾向。
- こんな人におすすめ:初期費用をできるだけ抑えたい人。あまり長時間使わない人。
- こんな人には不向き:省エネや静音性を重視する人。
DCモーターの特徴
- メリット:電気代が安い。風量を細かく調整できる。運転音が静か。
- デメリット:本体価格がACモーターより高い。
- こんな人におすすめ:長期的なランニングコストを重視する人。寝室など静かな環境で使いたい人。エアコンと併用して長時間使う人。
- こんな人には不向き:とにかく一番安い製品を選びたい人。
本体価格はDCモーターのほうが高いですが、数年間使い続けると、電気代の差でトータルコストが逆転することもあります。長い目で見たお得さを考えるなら、DCモーターを選ぶのが賢い選択と言えるでしょう。
まとめ:サーキュレーターの電気代は思ったより安い。上手に使って快適&節約を実現しよう
サーキュレーターの電気代は、DCモーター搭載モデルで1時間あたり約0.5〜0.8円、ACモーター搭載モデルで約0.8〜1.6円が目安です。1ヶ月使っても数百円程度なので、「つけっぱなしにしたら電気代が怖い…」と心配するほどの金額ではないことがわかったと思います。
扇風機と比べても電気代に大きな差はありませんが、サーキュレーターならエアコンとの併用でさらに節約効果を発揮します。設置場所や風向きを工夫するだけで、エアコンの設定温度を変えられて、トータルの電気代をグッと抑えられます。
もしこれから購入を検討するなら、DCモーター搭載のモデルが長い目で見ておすすめです。本体価格は少し高めですが、電気代の安さと静音性、風量調整のしやすさを考えると、毎日使うものだからこそ投資する価値があります。
すでにお持ちの方は、タイマー機能や風量設定を見直すだけでも節約効果が期待できます。今日からできることから、ぜひ試してみてくださいね。

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