「オーブントースターでケーキって焼けるの?」「オーブンじゃないと無理かな?」——そんな風に思っていませんか?
実は、オーブントースターでも工夫次第でふわふわのケーキが焼けるんです。ただし、オーブンレンジとは火力や庫内の広さが違うので、そのまま同じ方法でやると焦げたり生焼けになったりすることも。
この記事では、オーブントースターでケーキを成功させるためのコツと、実際に挑戦しやすいレシピのポイントをまとめました。ケーキ作りに挑戦してみたいけど、オーブンを持っていないという方の判断材料になれば嬉しいです。
そもそもオーブントースターでケーキは焼けるの?
結論から言うと、オーブントースターでもケーキは焼けます。
市販のホットケーキミックスを使った簡単なお菓子から、本格的なスポンジケーキまで、実はオーブントースターで作れるレシピがたくさんあります。実際にアラジンの公式レシピサイトでは、グラファイトグリル&トースターを使ったスポンジケーキのレシピが公開されていて、150℃で焼成する方法が紹介されています。
ただし、オーブンレンジと同じ感覚でやると失敗しやすいのも事実。オーブントースターは庫内が狭く、ヒーターが食材に近いため、火力が強く出やすく、焦げたり焼きムラが起きやすいんです。逆にいうと、その特徴を理解して対策すれば、立派なケーキが焼けるようになります。
オーブントースターでケーキを成功させる3つのコツ
オーブントースターでケーキを焼くときは、この3つを意識するだけで焼き上がりがグッと変わります。
コツ1:温度はレシピより低めに設定する
オーブントースターはオーブンよりヒーターが近い分、温度が強く伝わりやすいです。そのため、レシピに「170℃」と書いてあっても、10〜20℃低めの設定から始めるのがおすすめです。
目安としては、150℃〜160℃程度で焼き始め、様子を見ながら調整すると失敗が減ります。特にアラジンの公式レシピではスポンジケーキを150℃で焼く方法が紹介されており、しっかりとした仕上がりになることが確認されています。
コツ2:焦げそうになったらアルミホイルをかぶせる
オーブントースター最大の敵は「表面の焦げすぎ」。特にケーキの上面はヒーターに近いため、中がまだ生でも表面だけ真っ黒……という失敗はよくあります。
対策としては、焼き始めてから表面に焼き色がついたタイミングで、アルミホイルをかぶせるのが効果的です。焼き色のつき方は機種によっても違うので、10分ほど経ったら一度庫内をチェックしてみてください。焦げそうな気配があれば、迷わずアルミホイルでカバーしましょう。
コツ3:ケーキの高さと庫内のサイズを事前に確認する
これはかなり重要なポイントです。オーブントースターは庫内の高さが思ったより低いことが多く、焼いているうちにケーキが膨らんでヒーターに接触してしまうと、焦げるだけでなく発煙や故障の原因になることもあります。
ケーキ型を選ぶときは、オーブントースターの庫内有効サイズを必ずチェックしてください。特に高さが15cmを超えるようなスポンジケーキの型は、庫内の低い機種では入らない可能性が高いです。最初はカップケーキやパウンドケーキなど、高さがそこまでいらないものから試すのが無難です。
オーブントースターで作りやすいケーキの種類
オーブントースターでケーキを作るときは、「小さめ」「高さがそこまでいらない」「焼き時間が短め」のものが向いています。
代表的なのは以下のようなものです。
- カップケーキ:小さくて火が通りやすく、オーブントースター初心者にぴったり
- マフィン:カップケーキ同様、個別に焼けるので焼きムラが起きにくい
- パウンドケーキ:高さがそこまでなく、比較的均一に火が入りやすい
- スコーン:ケーキよりもクッキーに近い感覚で、オーブントースターとの相性が良い
- チーズケーキ:ベイクドチーズケーキも、低温でじっくり焼くことで美味しく仕上がる
逆に、高さのあるデコレーションケーキや、大きくて厚みのあるケーキはオーブントースターでは難しい場合があります。最初は上記のような手軽なものから挑戦してみてください。
ちなみに、専門メディアのDelish Kitchenでは、オーブントースターを使ったスイーツレシピが27種類も紹介されています。クッキーやプリン、ブラウニーなど幅広いお菓子が作れるので、ケーキに慣れてきたらそちらもチェックしてみるとよいでしょう。
ケーキ作りに適したオーブントースターの選び方
せっかくケーキ作りに挑戦するなら、道具選びも大切です。ここでは、お菓子作りに適したオーブントースターを選ぶためのポイントを整理しました。
選ぶべき3つの条件
1. 温度調節ができること
ケーキ作りには温度が命。つまみ式で「強・中・弱」しか選べないような簡易的なものではなく、具体的な温度(℃)を設定できるモデルを選びましょう。特に150℃前後の低温設定ができるかどうかは重要です。
2. タイマーが40分以上設定できること
ケーキによっては焼成に30分以上かかるものもあります。タイマーが15分しかないと、途中で何度もセットし直す手間がかかるだけでなく、タイマーが切れるたびに温度が下がって焼きムラの原因にもなります。40分以上、できれば60分まで設定できるモデルが安心です。
3. 天板が付属していること
当たり前のように思えますが、一部のトースターは網焼き専用で天板が付いていないことも。ケーキを焼くには天板(またはオーブン皿)が必須なので、付属品を必ず確認しましょう。
これらの条件を押さえたうえで、庫内の高さや本体サイズも含めて選ぶと、ケーキ作りの成功率がぐっと上がります。
ケーキ作りに挑戦しやすいおすすめオーブントースター
ここからは、先ほどの選び方の条件を踏まえつつ、実際にケーキ作りに使えるオーブントースターの例を紹介します。
1. グラファイト グリル&トースター (フラッグシップモデル / AET-GP14B)
まず挙げられるのが、アラジンのグラファイトグリル&トースター(フラッグシップモデル)です。何より大きなポイントは、公式でスポンジケーキのレシピが公開されていること。
温度150℃、予熱7〜10分、焼成28〜30分という具体的な数値が公式から示されているので、初心者でも「この通りにやればいいんだ」という安心感があります。マイコン制御で12種類の調理メニューが搭載されており、デジタル表示で温度管理もしやすいのも魅力です。
ただ、高機能な分価格帯もそれなりになるので、手軽に始めたいという方には少しハードルが高いかもしれません。
- 向いている人:本格的なケーキ作りに挑戦したい人、多機能なトースターを求める人
- 向いていない人:シンプルな機能で十分な人、予算を抑えたい人
- 注意点:このモデル専用のレシピを他の機種で同じ設定でやると失敗する可能性があります。あくまでこの機種ならではの仕上がりと考えてください
2. テスコム TSF61A
次に、テスコムのコンベクションオーブン「TSF61A」もおすすめできる選択肢のひとつです。
この機種の最大の特徴は、35℃〜230℃という広い温度範囲。低温調理や発酵もできるので、ケーキ作りだけでなくパン作りなどにも応用が効きます。タイマーも高温時で60分まで設定可能なので、焼成時間を気にせずに済むのもポイントです。
ただし、庫内有効サイズの高さが85mmとやや低め。そのため、高さのあるスポンジケーキ型は入らない可能性があります。パウンドケーキやカップケーキなど、比較的低いケーキをメインに作る人に向いています。
- 向いている人:パウンドケーキやカップケーキをメインに作る人、低温調理にも興味がある人
- 向いていない人:高さのあるスポンジケーキ(15cm以上の型)や丸ごとの食材を焼きたい人
- 注意点:庫内が低めなので、ケーキが膨らむことを想定して型を選ぶ必要があります。また、焼きムラが出ることがあるため、型の配置には気をつけましょう
3. 山善 YCV-MC130
もうひとつ、山善のコンベクションオーブン「YCV-MC130」も候補になります。
温度設定は30℃〜240℃と非常に幅広く、タイマーも60分まで設定可能。そしてこの機種の最大の強みは、庫内有効サイズの高さが170mmと、3機種の中で最も高いことです。
この高さがあれば、比較的厚みのあるスポンジケーキや、丸ごとの鶏肉なども調理可能。ケーキ作りに限らず、本格的なオーブン調理を一台でまかないたいという人に合いそうです。
一方で、本体サイズも高さ360mmと大きめなので、キッチンの設置スペースには注意が必要です。購入前にサイズを実測してから決めることをおすすめします。
- 向いている人:本格的なケーキ作りをしたい人、様々なサイズのケーキや料理を焼きたい人
- 向いていない人:キッチンの設置スペースが限られている人
- 注意点:本体が大きい分、収納場所や出し入れのしやすさを事前に確認しましょう
よくある疑問とトラブル対策
オーブントースターでケーキを作るときに、初心者がぶつかりがちな疑問をいくつかまとめました。
Q. オーブンレンジと同じ温度設定で大丈夫?
基本的には大丈夫ではないと考えたほうが無難です。オーブントースターは庫内が狭くヒーターが近いため、同じ温度設定でもオーブンレンジより強く火が入ることが多いです。最初はレシピより10℃ほど低く設定し、焼き上がりの様子を見ながら調整するのが確実です。
Q. 表面がすぐ焦げてしまうんだけど……
先ほども触れたように、アルミホイルをかぶせるのが最も効果的です。焼き始めてから表面に焼き色がついたタイミング(だいたい8〜10分経過したころ)で一度確認し、焦げそうならホイルを乗せましょう。ホイルがヒーターに直接触れないように注意してください。
Q. 中が生焼けになるのはなぜ?
生焼けの原因の多くは「温度が高すぎて表面だけ先に焼けてしまい、中まで熱が届いていない」というパターンです。この場合も温度を下げてじっくり時間をかけて焼くのが解決策です。また、ケーキの中心に竹串を刺して、生地がついてこなければ焼き上がりのサインです。
Q. オーブントースターではどんな型が使いやすい?
アルミ製の軽い型やシリコン型がおすすめです。陶器やガラス製の型は熱の伝わり方が異なり、焼き時間が変わる場合があります。最初は使い慣れた金属製の型で試してみるのが安心です。
まとめ:オーブントースターでもコツさえ掴めばケーキは作れる
オーブントースターでケーキが作れるかどうか——答えは「作れる」です。ただし、オーブンとは火力の強さや庫内の広さが異なるため、その特徴を理解したうえでアレンジする必要があります。
今回紹介した3つのコツを改めておさらいすると:
- 温度はレシピより低めに設定する
- 焦げそうになったらアルミホイルをかぶせる
- ケーキの高さと庫内のサイズを事前に確認する
この3つを意識するだけで、失敗の確率はぐっと下がります。最初はカップケーキやパウンドケーキのような小型のものから始めて、徐々にレパートリーを広げていくとよいでしょう。
もしこれからオーブントースターを買うなら、温度調節が可能でタイマーが長めに設定できるモデルを選ぶのがおすすめです。ケーキ作りが楽しくなってくると、もっと色んなお菓子に挑戦したくなるはず。ぜひ、自分に合った一台を見つけて、おうちスイーツライフを始めてみてください。

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