PR

2024年8月改正で変わった!アイロンマークの正しい読み方と温度設定を完全解説

記事内に広告が含まれています。

服のタグについているアイロンマーク、なんとなく見たことはあるけれど、正しい意味までしっかり理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。特に「点がひとつだから低温でいいんだっけ?」「この×マーク、本当にアイロン一切ダメなの?」といった疑問をお持ちの方も多いはず。

結論からお伝えすると、2024年8月20日に家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規程が改正され、アイロンマークの温度基準がこれまでよりも10℃ずつ引き上げられました。旧表示の「110℃・150℃・200℃」が、現行では「120℃・160℃・210℃」に変わっているんです。この改正を知らないままだと、せっかくの服を傷めてしまうリスクがあります。

この記事では、2024年8月改正の最新ルールに完全対応したアイロンマークの読み方から、多くの人が間違えがちな「当て布」や「スチーム」の扱い、さらにはアイロン禁止マークが出ている場合の対処法まで、実際のユーザーの声をもとに徹底解説していきます。

アイロンマークの基本ルールと2024年8月改正のポイント

まずはアイロンマークの基本から押さえていきましょう。アイロンマークは、洗濯表示の中でも特に「熱」に関する指示を示す記号です。このマークを正しく理解するために、まず覚えておきたいのが「点(ドット)」の数と温度の関係です。

点の数で温度が変わる3段階

アイロンマークの中央に表示されている点(ドット)の数が、かけられる温度の目安を示しています。

  • 点が1つ(・): 低温(上限120℃)
  • 点が2つ(・・): 中温(上限160℃)
  • 点が3つ(・・・): 高温(上限210℃)

ここが2024年8月改正の最大のポイントです。従来は「低温110℃・中温150℃・高温200℃」だった上限温度が、それぞれ10℃ずつ引き上げられました(消費者庁「洗濯表示(令和6年8月20日以降)」より)。

ただし、これはあくまでアイロン底面の最高温度の上限であって、実際に何度でかけるべきかは素材によって異なります。綿や麻は高温でも大丈夫ですが、ポリエステルやナイロンは低温でかけなければテカリや縮みの原因になります。

×マークは「アイロンがけ全面禁止」ではない?

アイロンマークに×(バツ)がついている場合、原則としてアイロンがけはできません。これは公式ルールとして明確に定められています。

ただし、SNSやQ&Aサイトでは「浮かしがけなら大丈夫だった」という声も少なくありません。実際にX(旧Twitter)やYahoo!知恵袋では、「アイロン禁止マークなのにどうしてもシワが気になる」という投稿が複数見られました。

ここで重要なのは、公式ルールでは禁止であるという事実です。消費者庁の定める品質表示規程に従えば、アイロン×マークはアイロンがけそのものを禁止しています。「浮かしがけ」はあくまで自己責任のテクニックであり、公式に推奨されている方法ではありません。どうしてもシワを伸ばしたい場合は、スチーマーを使うか、プロのクリーニングに相談するのが安全です。

多くの人が間違える「当て布」のルール

アイロンがけの際に「当て布をしましょう」というアドバイスを聞いたことがあると思います。でも、実際にいつ・どんな素材で当て布をすればいいのか、しっかり理解している人は多くありません。

「当て布」は記号じゃない!現在は文字で表示される

ここで一つ、多くの記事が間違えているポイントを指摘しておきます。一部のWebサイトでは「アイロンマークの下に波線(〜)があったら当て布が必要」という説明を見かけますが、これは現行ルールでは完全に誤りです。

かつて(2016年以前)は、アイロンマークの下に波線が付いている場合に「当て布使用」を意味していました。しかし、2016年の国際規格統一に伴い、この波線表記は廃止されました。現在は「あて布使用」と文字で記載されるルールになっています(一般財団法人カケンテストセンター資料より)。

つまり、現在の衣類のタグで波線を探しても無意味です。代わりに、タグに「あて布使用」や「当て布をしてください」といった文字情報がないかを確認してください。

当て布に使う素材は何がベスト?

当て布の素材についても、多くの記事が「当て布をしましょう」で終わってしまい、具体的な素材選びまで踏み込めていません。

当て布に適している素材は、以下の通りです。

  • 木綿のハンカチやクロス: 通気性が良く、熱を適度に通すため、最も一般的に使われます。
  • ガーゼ: 薄手で熱が伝わりやすく、デリケートな素材にも使いやすいです。
  • シルクや化学繊維の布: 熱に弱い素材でできているものは避けてください。当て布自体が溶けたり縮んだりする可能性があります。

逆に、タオルは厚みがありすぎて熱が伝わりにくいため、アイロンがけの効率が悪くなります。当て布を使う場合は、必ず清潔でアイロン熱に耐えられる素材を選びましょう。

スチームアイロンとドライアイロンの使い分け

「スチームアイロンは万能」と思っていませんか?実は、スチームが使えないアイロンマークが存在するんです。

スチーム禁止のアイロンマークとは

2024年8月の改正で新たに注目されているのが、スチーム使用を禁止するアイロンマークです。このマークは、低温設定(点が1つ)に加えて、底面に線が入ったデザイン(記号番号511)で示されます。

このマークが付いている衣類はスチームを絶対にかけてはいけません。スチームを当てることで、素材が縮んだり、表面の加工が剥がれたりするリスクがあります。スチームが使えるのは、基本的に「点が2つ以上」のマークが付いている衣類と覚えておくと安心です。

ドライアイロンの正しいかけ方

ドライアイロン(スチームなし)の場合は、温度設定を間違えないことが何より大事です。特にデリケートな素材では、アイロン面が直接衣類に触れる時間を短くする「サッとかける」感覚が重要です。

ユーザーの声としてよく見られるのが、「ポリエステルなのに中温でかけたらテカった」という失敗談です。ポリエステルは熱に弱い素材なので、必ず低温(点1つ) を選び、当て布を使って軽く押し当てるようにかけましょう。

ユーザーが本当に知りたい「アイロンマークの困った」を解決

ここからは、実際にユーザーがSNSやQ&Aサイトで質問しているリアルな悩みを解決していきます。

洗濯表示が擦り切れて読めない場合の対処法

これは意外と多い悩みです。長く着ているお気に入りの服ほど、タグの文字が消えてしまっていることはありませんか?

この場合、素材から判断するのが現実的です。綿100%なら高温(点3つ)、ポリエステルやナイロンなら低温(点1つ)、ウールは中温(点2つ)が目安になります。ただし、これはあくまで目安なので、もしも高価な服であれば、クリーニング店に相談してプロの判断を仰ぐのが確実です。

「アイロン禁止」でもどうしてもシワを伸ばしたい場合

先ほども触れた「浮かしがけ」というテクニックを知っていますか?これは、アイロンを衣類に直接押し付けず、数ミリ浮かせた状態でスチームや熱を当てる方法です。

ただし、繰り返しになりますが、これは公式に推奨されている方法ではありません。自己責任で行う場合の注意点をいくつか挙げておきます。

  • 必ず当て布を使用する
  • アイロンはできるだけ低温に設定する
  • 衣類に直接押し付けない(浮かせる)
  • スチームを使う場合は、アイロンを垂直に近い角度で当てる

これらを守っても、素材によってはダメージが出る可能性があります。特にシルクやレーヨンなどのデリケートな素材は、浮かしがけでも傷むリスクが高いので、おすすめできません。

【早見表】アイロンマーク新旧比較・2024年改正対応版

ここで、2024年8月改正を反映したアイロンマークの新旧比較表をまとめました。衣類のタグを見るときの参考にしてください。

区分旧表示(〜2016年)新表示(2016〜2024年7月)2024年8月改正後(現行)スチームの可否出典
高温(高出力)高(180〜210℃)・・・(上限200℃)・・・(上限210℃)可(素材による)消費者庁
中温(中出力)中(140〜160℃)・・(上限150℃)・・(上限160℃)可(素材による)消費者庁
低温(低出力)低(80〜120℃)・(上限110℃)・(上限120℃)要確認(スチーム禁止の別記号あり)消費者庁
低温・スチーム禁止(区分なし)(区分なし)・+底面に線(記号番号511)禁止Panasonic洗濯表示ガイド
使用禁止アイロン×アイロン×アイロン×禁止消費者庁

※一部のECサイトやメーカーサイトでは、2024年8月改正前の旧温度(110℃/150℃/200℃)をまだ掲載している場合があります。衣類のタグ自体は新しいルールに従って製造されているので、2024年8月以降に購入した衣類は現行の上限温度(120℃/160℃/210℃) を基準にしてください。

アイロンマークを味方につけて、洋服を長持ちさせよう

ここまで読んでいただいて、アイロンマークが単なる「おまじない」のような記号ではなく、洋服を長持ちさせるための大切な情報であることが伝わったのではないでしょうか。

2024年8月の改正で温度設定が10℃ずつ上がったことは、一見すると「高温でかけやすくなった」と捉えがちですが、むしろ正確な温度管理の重要性が増したと言えます。高温になればなるほど、ちょっとしたミスがテカリや縮みといった大きなダメージにつながるからです。

最後にもう一度、アイロンマークをチェックするときのポイントをまとめておきます。

  1. 点の数をまず確認:1つ=低温(120℃)、2つ=中温(160℃)、3つ=高温(210℃)
  2. ×マークは絶対にアイロンをかけない(浮かしがけは自己責任)
  3. 当て布の有無は「波線」ではなく「文字」で確認
  4. スチーム禁止マーク(記号番号511)がある場合はドライで
  5. タグが擦り切れたら素材から温度を推測する

これらのポイントを押さえておけば、もうアイロンがけで「しまった!」と後悔することはぐっと減るはずです。

ちなみに、アイロンがけの順番も意外と盲点です。一般的には低温のものから高温のものへと進めるのが鉄則。ウールやシルクなどのデリケートな素材を先に済ませてから、綿や麻などの丈夫な素材に移ると、アイロンの温度切り替えの手間も減らせますよ。

アイロンマークは、洋服からの「こんなふうに扱ってね」というメッセージです。その声をしっかり聞いてあげれば、お気に入りの一着はきっと長く寄り添ってくれるはずです。

アイロンがけを快適にするおすすめアイテム

ここからは、実際にアイロンがけをする際に役立つアイテムを紹介します。いずれも、正しいアイロンマークの知識を実践するためのパートナーとしておすすめできる製品です。

パナソニック コードレススチームアイロン スチームショット アイロンがけ総合満足度No.1 シルバー NI-FS770-S

コンパクトながらパワフルなスチーム性能を持ち、立ち上がりが速いので忙しい朝でもサッと使えます。コードレスなので、かけたい場所に制限なく使えるのも嬉しいポイントです。

東芝 コードレススチームアイロン ハイパワーショット ベージュ TAS-F9

スチーム量が豊富で、頑固なシワも短時間で伸ばせます。軽量設計なので、長時間のアイロンがけでも手が疲れにくいのが特徴です。

フィリップス スチームアイロン スチームジェネレーター 7000シリーズ DST7020/10

プロ並みのスチームパワーを誇る本格派。特に厚手の綿リネン素材を多くアイロンがけする方には、このパワーが大きな助けになります。

どの製品を選ぶにしても、まずは衣類のアイロンマークを確認してから、温度とスチームの設定を適切に調整することを忘れないでください。良いアイテムと正しい知識があれば、アイロンがけはもっと楽しく、もっと心地よい時間になるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました