キッチンに置く調理家電を考えたとき、「オーブンレンジがあればトースターはいらないの?」と迷ったことはありませんか?
特に「トースター機能付きオーブンレンジ」と聞くと、1台でレンジもオーブンもトーストもできて便利そう。でも、実際に焼いたトーストが美味しくないんじゃないか、片面しか焼けないんじゃないか、そんな不安もあるでしょう。
この記事では、トースター機能付きオーブンレンジの選び方のポイントを解説し、実際に検討しやすいおすすめモデルを紹介します。最後まで読めば、あなたの暮らしに合った1台が見えてくるはずです。
そもそもトースター機能付きオーブンレンジとは?
トースター機能付きオーブンレンジは、電子レンジ機能とオーブン機能に加えて、パンを焼くためのトースター機能を搭載した調理家電です。
一般社団法人日本電機工業会(JEMA)の公式資料によると、このタイプのオーブンレンジは1986年に世界で初めて発売されました。それ以来、各メーカーからさまざまなモデルが登場し、現在では多くの家庭で使われています。
つまり、オーブンレンジのトースター機能は決して「おまけ」ではなく、長い歴史の中で進化を続けてきた本格的な機能のひとつです。
単体トースターとどう違う?知っておきたい3つのポイント
オーブンレンジを検討するとき、多くの人が気になるのが「単体のオーブントースターとどっちがいいの?」という点です。ここでは、両者の違いを整理します。
加熱構造の違い
単体のオーブントースターは、庫内がコンパクトでヒーターが食品に近い位置にあります。そのため、短時間で高温になり、食パンの表面をしっかりと焼き上げられます。
一方、オーブンレンジは庫内が広い分、ヒーターまでの距離があります。そのため、焼き時間は単体トースターより長くなる傾向があります。ただし、最近のモデルではスチーム機能や専用メニューを搭載し、この差を縮めています。
焼き上がりの違い
「オーブンレンジで焼いたトーストはパサパサになる」という口コミを見かけることがあります。これは、庫内が広いことで水分が飛びやすいことが理由のひとつです。
しかし、スチーム機能付きのモデルなら、焼きながら適度な水分を保つことで、外はカリッと中はふんわりとした仕上がりになります。実際にユーザーからは「スチームトーストは一味違う」という声も上がっています。
スペースの違い
単体トースターと電子レンジを別々に置く場合、それなりのスペースが必要です。オーブンレンジなら1台で両方の役割を果たせるため、キッチンがコンパクトにまとまります。
この点は、特に都市部の狭いキッチンで暮らす人にとって大きなメリットです。
トースター機能付きオーブンレンジの選び方・5つのチェックポイント
それでは、実際に製品を選ぶときにチェックすべきポイントを5つに絞って解説します。
1. 庫内容量は家族構成で決める
庫内容量は、一度にどれだけの料理を作れるかを左右します。目安としては以下の通りです。
- 18L〜23L:2人暮らしまで。食パン2〜4枚が一度に焼ける
- 25L〜30L:家族3〜4人向け。グラタン皿や大きなおかずも入る
庫内が広いほどトーストの焼きムラが出やすいとも言われますが、最近のモデルは庫内ヒーターの配置が工夫されているため、その心配は少なくなっています。
2. トースター機能の内容を確認する
同じ「トースター機能付き」でも、モデルによって機能は大きく異なります。以下の点をチェックしましょう。
- 両面焼き(裏返し不要)かどうか
- スチーム機能の有無
- トースト専用メニューの有無
スチーム機能があるモデルは、パンをしっとり焼き上げたい人に特におすすめです。一方、シンプルな機能で十分という人は、スチームなしのモデルでコストを抑えられます。
3. 掃除のしやすさを重視する
毎日使うものだからこそ、掃除のしやすさは重要です。庫内がフラットな構造かどうか、庫内のコーティングが汚れを落としやすいかどうかを確認しましょう。
ターンテーブル式とフラット庫内式では、フラット庫内のほうが拭き掃除がしやすい傾向があります。ただし、ターンテーブル式は加熱ムラが少ないというメリットもあるため、一長一短です。
4. 設置スペースを事前に測る
オーブンレンジは思ったより奥行きがある製品が多いです。カウンターの奥行きや、上部の換気スペースを考慮せずに購入すると、設置できないこともあります。
購入前にメーカー公式サイトで設置寸法を確認し、実際のキッチンで測ってから決めることをおすすめします。
5. 価格帯と自分の使い方を照らす
オーブンレンジの価格帯は2万円台から15万円以上まで幅広いです。高いモデルほど機能が充実していますが、すべての機能を使いこなせなければもったいなくもあります。
「毎日トーストを食べる」「休日に本格的なオーブン料理を作る」など、自分のライフスタイルに合った機能が搭載されているかどうかで選ぶとよいでしょう。
トースター機能付きオーブンレンジのおすすめモデル
ここからは、実際に検討しやすいモデルをピックアップして紹介します。価格帯や特徴が異なる製品を選んだので、自分の目的に合ったものを探してみてください。
1. アイリスオーヤマ オーブンレンジ MO-F1810
アイリスオーヤマのオーブンレンジは、手頃な価格帯でありながらトースト機能を含む多様なオートメニューを搭載したモデルです。
特徴
庫内容量は18Lで、コンパクトながらオーブン調理も可能。シンプルな操作パネルで、はじめてオーブンレンジを使う人でも扱いやすい設計です。
メリット
価格が2万円前後と非常にリーズナブルなのが最大の魅力。必要な機能がひと通り揃っており、コストを抑えたい人に最適です。
デメリット
高級機種に比べると焼き上がりの品質や静音性で劣る可能性があります。また、スチーム機能は搭載されていません。
向いている人
予算を抑えたい人。オーブンレンジをはじめて使う人。トーストよりも電子レンジやオーブン機能をメインで使いたい人。
向いていない人
トーストの焼き上がりに徹底的にこだわりたい人。スチーム機能を活用したい人。
購入前の注意点
庫内が18Lとコンパクトなため、大きなグラタン皿や鶏丸焼きなどは入らないことがあります。購入前に使いたい調理器具のサイズを確認しましょう。
2. パナソニック ビストロ NE-BS8A
パナソニックのビストロシリーズは、スチーム機能を活用したトーストが評判のモデルです。
特徴
スチームトースト機能で、パンを外はカリッと中はふんわり焼き上げます。庫内容量は30Lあり、家族向けの幅広い調理にも対応します。
メリット
トーストの仕上がりが良いと多くのユーザーから評価されています。また、多彩なオートメニューが搭載されており、料理のバリエーションが広がります。
デメリット
価格が10万円〜15万円前後と高価格帯です。また、機能が多すぎて使いこなせないという声も一部で見られます。
向いている人
パンの焼き上がりにこだわりつつ、様々な料理にも挑戦したい人。キッチンに余裕があり、高機能なモデルを求める人。
向いていない人
予算を抑えたい人。シンプルな操作を好む人。
購入前の注意点
スチーム機能を使用するための水入れの手入れが定期的に必要です。口コミではこの点を面倒に感じるという声もあるため、日々のメンテナンスが苦でないか確認しましょう。価格や仕様は変更される場合があるため、購入前に公式情報を確認することをおすすめします。
3. シャープ ヘルシオ ウォーターオーブン AX-LSX3C
シャープのヘルシオシリーズは、過熱水蒸気技術を採用した独自の調理家電です。
特徴
過熱水蒸気で食品を包み込むように加熱するため、余分な油や塩分をカットしながら調理できます。トーストも過熱水蒸気で焼くため、ヘルシーでありながら美味しい仕上がりになります。
メリット
ヘルシー志向の人におすすめのモデルです。庫内容量は30Lで、最高温度は300℃まで上がるため、本格的なオーブン調理も可能です。
デメリット
価格が高いことが挙げられます。
向いている人
健康に気を使いながら調理を楽しみたい人。過熱水蒸気調理のメリットを最大限に活かしたい人。
向いていない人
シンプルなオーブンレンジで十分という人。予算を抑えたい人。
購入前の注意点
過熱水蒸気を活用するには専用の使い方を覚える必要があります。購入前に公式サイトで機能や使い方を確認し、自分に合うか判断するとよいでしょう。
オーブンレンジを選ぶときのよくある疑問
Q. オーブンレンジで焼いたトーストは美味しくない?
これはモデルによって大きく異なります。スチーム機能のない旧型モデルではパサつきがちでしたが、最近のスチーム搭載モデルでは改善されています。
ただし、単体トースターとまったく同じ仕上がりを求めるのは難しい面もあります。もしトーストの焼き上がりが最優先なら、単体トースターを併用するという選択肢も考えましょう。
Q. オーブンレンジとトースター、両方持つべき?
これもライフスタイル次第です。毎日トーストを食べる人や、焼き上がりにこだわりたい人は、オーブンレンジに加えてコンパクトな単体トースターを1台置く人もいます。
キッチンスペースに余裕があれば、両方を持つことでそれぞれの得意な調理を楽しめます。スペースが限られているなら、スチーム機能付きのオーブンレンジを選ぶのが現実的でしょう。
Q. 庫内の掃除は難しい?
フラット庫内タイプなら、底面が平らなので拭き掃除がしやすいです。また、庫内がセラミックコーティングされているモデルは油汚れが落ちやすくなっています。
一方、ターンテーブル式はテーブルを取り外して洗えますが、庫内底面が凹凸しているため拭き掃除はやや手間がかかります。
まとめ:自分に合った1台を見つけるために
トースター機能付きオーブンレンジは、キッチンをコンパクトにまとめながら、多様な調理を楽しめる便利な家電です。
選ぶときは以下のポイントを押さえましょう。
- 庫内容量は家族構成や調理スタイルに合わせる
- トーストの仕上がりを重視するならスチーム機能をチェック
- 掃除のしやすさも長く使うための重要なポイント
- 設置スペースは事前に必ず確認する
- 予算と使い方のバランスを考える
紹介したモデルは、それぞれ特徴や価格帯が異なります。すべての人に「これが正解」というものはなく、あなたの暮らし方や優先順位によって最適な選択は変わります。
まずは「自分が何を重視するか」を整理し、そのうえで気になるモデルの公式情報を確認してみてください。きっと納得できる1台に出会えるはずです。

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