オーブントースターでケーキを焼きたい――そんなふうに思ったことはありませんか?
「オーブンを持っていないけど、ケーキが作りたい」
「オーブントースターしかないけれど、本当に焼けるの?」
「焼いてみたら表面だけ焦げて、中が生だった……」
そんな悩みを持つ方に向けて、この記事ではオーブントースターでケーキを焼くための基本のコツと、実際に作れるおすすめレシピを紹介します。
結論から言うと、オーブントースターでもケーキは作れます。ただし、オーブンと同じ感覚で焼くと失敗しやすいので、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
オーブントースターとオーブンは何が違うの?
オーブントースターでケーキを焼く前に、まずはオーブンとの違いを理解しておきましょう。
オーブントースターは、オーブンに比べて庫内がコンパクトで、ヒーターが食材のすぐ近くにあります。そのため、加熱が早く、短時間でこんがりと焼き色をつけられるのが特徴です。
一方で、この特徴がケーキ作りでは「焦げやすさ」というデメリットになります。
オーブントースターでケーキを焼くときの最大の注意点は、表面が焦げやすいことです。
オーブンのように庫内全体が均一に熱せられるわけではなく、熱源が近い分だけ表面に熱が集中しやすい。その結果、中がまだ生焼けなのに、表面だけが真っ黒になってしまう――そんなトラブルが起きやすいのです。
でも、この特性を理解して対策すれば、オーブントースターでもしっとりと焼き上がるケーキが作れます。
オーブントースターでケーキを焼くための基本のコツ
それでは、実際にオーブントースターでケーキを焼くときに押さえておきたいポイントを説明します。
アルミホイルで表面をカバーする
表面の焦げを防ぐために、アルミホイルは必須アイテムです。
焼き始めてから表面に焼き色がつき始めたタイミングで、アルミホイルを被せてください。目安としては、焼き時間の前半3分の1程度が経過したころです。例えば、全体の焼き時間が30分なら、10分ほど経過したらアルミホイルを被せるとよいでしょう。
ただし、アルミホイルがヒーターに直接触れると火災の原因になります。庫内の高さを確認しながら、余裕を持って被せてください。
オーブン対応の型を選ぶ
オーブントースターで使える型には制限があります。
基本的には、トースター対応と明記されている型を選びましょう。アルミ製のパウンド型や耐熱ガラス製の型は比較的使いやすいです。
逆に、高さがありすぎるパウンド型は、熱源に近づきすぎて焦げやすくなるため、向いていません。オーブントースターの庫内の高さを事前に確認して、適切なサイズの型を選んでください。
焼き時間はレシピ通りにしない
オーブン用のレシピをそのままオーブントースターで使うのは避けましょう。
オーブントースターは加熱が早いため、オーブンよりも短い時間で焼き上がることが多いです。目安としては、オーブンレシピの焼き時間の7割程度から始めて、様子を見ながら調整するのがおすすめです。
焼き上がりの確認は、竹串を刺して生地がついてこないかどうかで判断してください。時間だけに頼らず、必ず実際の焼き具合を確認しましょう。
温度設定ができる機種なら低温でじっくり
温度調節ができるオーブントースターを使っている場合は、160℃〜170℃程度の低温で焼くのがおすすめです。
高温で一気に焼こうとすると、表面だけが焦げて中が生焼けになりやすいので、低温でじっくり焼くことで、中まで均一に火を通しやすくなります。
オーブントースターで作れるおすすめケーキ
ここからは、オーブントースターで作りやすいケーキのレシピとポイントを紹介します。
1. 定番のパウンドケーキ
パウンドケーキはオーブントースターでのケーキ作りの入門編としておすすめです。
シンプルな材料で作れるうえに、パウンド型を使えば形もきれいに仕上がります。バターや砂糖、卵、小麦粉を混ぜて焼くだけの基本的なレシピが多く、アレンジも自由自在です。
ポイント
- パウンド型は高さが低めのものを選ぶ
- 焼き始めてから10分ほど経過したらアルミホイルを被せる
- 竹串で確認しながら焼き時間を調整する
2. しっとりバナナケーキ
バナナの甘みとしっとり感が楽しめるバナナケーキも、オーブントースターと相性がよいです。
ホットケーキミックスを使えば、混ぜて焼くだけで簡単に作れます。バナナの水分が生地をしっとりさせてくれるので、加熱が早いオーブントースターでもパサつきにくいのが魅力です。
ポイント
- 熟れたバナナを使うと甘みが強くなる
- ホットケーキミックスを使う場合は、材料の計量が簡単で失敗が少ない
- 表面が焦げやすいので、早めにアルミホイルを被せる
3. 濃厚チーズケーキ(焼きタイプ)
チーズケーキもオーブントースターで作れる人気のレシピです。
クリームチーズを使った濃厚な味わいのものから、さっぱりとしたレアチーズ風まで、バリエーションも豊富。オーブントースターで焼くタイプのチーズケーキは、表面にほどよい焦げ目がついて香ばしさが加わります。
ポイント
- 湯煎焼きではなく、直接焼くタイプのレシピを選ぶ
- 焼きすぎると表面がひび割れることがあるので、焼き時間は短めに調整
- 冷やしてから食べると味がなじんでよりおいしい
4. ふわふわカップケーキ
カップケーキなら、型を気にせず手軽に作れるのが魅力です。
マフィン型や耐熱のカップを使えば、オーブントースターの庫内にも収めやすいサイズ感で焼けます。小さいサイズなので、中まで火が通りやすく、初心者にも挑戦しやすいでしょう。
ポイント
- カップのサイズはトースターの高さに収まるものを選ぶ
- 複数個を同時に焼く場合は、熱の通りが均一になるように配置を工夫する
- 焼き時間は様子を見て短めに設定する
オーブントースターでケーキを焼くときによくある疑問
ここでは、オーブントースターでケーキを焼く際によく聞かれる疑問に答えます。
オーブントースターでケーキを焼くときのワット数は関係ありますか?
はい、関係します。オーブントースターのワット数が高いほど加熱が強くなり、焦げやすくなります。レシピに記載されているワット数が自分のトースターと違う場合は、焼き時間を調整する必要があります。
ワット数が高い場合は、より早いタイミングでアルミホイルを被せるか、温度を下げて対応するとよいでしょう。
クッキングシートは使えますか?
使えますが、ヒーターに触れないように注意が必要です。
クッキングシートがヒーターに触れると、火災の危険があります。型からはみ出した部分は切り落とすか、折り込んでから使用しましょう。
天板に直接生地を流し込んでも大丈夫ですか?
基本的には型を使って焼くことをおすすめします。
天板に直接流すと、広がりすぎて厚みが出ず、パサついた仕上がりになりがちです。また、天板から取り出すのも難しくなるので、型を使う方が安全で確実です。
オーブントースターでスポンジケーキは作れますか?
難易度は高くなりますが、作ることは可能です。
スポンジケーキは膨らみとしっとり感が命なので、オーブントースターの温度ムラの影響を受けやすいです。どうしても作りたい場合は、低温でじっくり焼く方法を試してみてください。ただし、オーブンで作るよりも仕上がりが安定しにくいことを理解しておきましょう。
安全に焼くために確認しておきたいこと
オーブントースターでケーキを焼くときは、おいしさだけでなく安全性にも注意が必要です。
必ず確認しておきたいこと
- 使用する型やカップがオーブントースター対応かどうか
- アルミホイルやクッキングシートがヒーターに触れていないか
- トースターの周囲に燃えやすいものを置いていないか
- 焼き終わった後の庫内や型は非常に熱くなっているので、やけどに注意する
もし不安な場合は、各メーカーの公式サイトで自分のオーブントースターの仕様や注意事項を確認してから調理を始めると安心です。
オーブントースターケーキを楽しむためのまとめ
オーブントースターでも、コツを押さえればおいしいケーキが作れます。
もう一度、大切なポイントをおさらいします。
- オーブントースターは加熱が早く、表面が焦げやすい
- アルミホイルを使って表面の焦げを防ぐ
- 焼き時間はレシピ通りにせず、様子を見ながら調整する
- オーブントースター対応の型を選ぶ
- ワット数や庫内の高さに合わせて焼き方を工夫する
最初はうまく焼けなくても、何度か試すうちに自分のオーブントースターの特徴がわかってきます。焦げてしまったら、次はアルミホイルを被せるタイミングを早めてみる。生焼けだったら、温度を少し下げて時間を延ばしてみる――そんな試行錯誤を重ねることで、自分だけの焼き方が見つかります。
ぜひこの記事を参考に、オーブントースターでケーキ作りを楽しんでみてください。

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