寒い季節やお祝いの席で食べたくなる焼き餅。でも、トースターで焼こうとすると「網にくっついて取れなくなった」「焦げてしまった」という経験はありませんか?
実は、ちょっとしたコツを知るだけで、外はカリッと中はもちもちの理想的な焼き餅が楽しめます。さらに、餅焼きに適したトースターを選べば、失敗のリスクをぐっと減らせます。
この記事では、メーカーの公式情報をもとに、トースターで焼き餅を上手に焼く方法と、餅焼きに向いているトースターの選び方を紹介します。
トースターで焼き餅がくっつく・焦げる原因
トースターで餅を焼くとき、なぜくっついたり焦げたりしてしまうのでしょうか。主な原因は次のとおりです。
くっつく原因
焼き網に餅が触れている部分が高温になり、餅のでんぷんが溶け出して網に張り付きます。特に、焼き網の目が粗いと、餅が網目に食い込んでしまい、はがれにくくなります。
焦げる原因
トースターは上部のヒーターが強いため、餅の表面だけが急激に加熱されて焦げやすくなります。また、餅を入れっぱなしにして、焼きすぎてしまうことも原因です。
トースターで焼き餅をこんがり焼く3つのコツ
ここからは、メーカーの公式情報をもとにした、トースターで焼き餅を美味しく焼くコツを紹介します。
1. 予熱をしっかり行う
トースターで餅を焼く前に、必ず予熱をしてください。庫内がしっかり温まった状態で餅を入れることで、ムラなく加熱が始まります。
大手食品メーカーのサトウ食品は、公式Instagramでこんな焼き方を紹介していました。焼き上がったら、すぐに取り出さず、トースターの扉を開けずに約2分間そのまま放置するという方法です。
この「余熱」を利用することで、表面が冷めずに内部まで熱が伝わり、外はカリッと、中はふっくらとした食感に仕上がります。
2. 温度と時間の目安を守る
一般的なオーブントースターでの焼き時間の目安は、230℃〜250℃で5分から7分程度です。ワット数が高い(1000W以上)トースターは短め、低い(700W程度)トースターは長めが目安になります。
ただし、トースターの機種によって加熱特性は異なります。たとえば、象印マホービンは自社のオーブントースターで餅を焼く際の目安として、250℃で5〜6分を推奨しています。最初は短めの時間でスタートし、焼き色を見ながら調整すると、焦げるのを防げます。
3. くっつき防止の工夫をする
餅が網にくっつくのを防ぐには、次のような工夫が効果的です。
- アルミホイルを敷く:焼き網の上にアルミホイルを敷いてから餅を並べると、くっつきません。ただし、ホイルに直接餅が触れると、くっつくこともあるので、クッキングシートを併用するか、ホイルに薄く油を塗るとより効果的です。
- 焼き網に油を薄く塗る:サラダ油やバターをキッチンペーパーに染み込ませて、焼き網に薄く塗ってから餅をのせると、くっつきにくくなります。
- 間隔を空けて並べる:餅同士がくっつかないように、ある程度の間隔を空けて並べましょう。熱の循環もよくなります。
焼き餅に適したトースターの選び方
もし、これからトースターを新しく買うなら、餅焼きに適したモデルを選ぶと便利です。選ぶときのポイントは次の3つです。
ポイント1:焼き網の目が細かいもの
餅が焼き網に落ちたり、くっついたりしないように、目の細かい焼き網のトースターがおすすめです。最近では、餅焼き専用のネットが付属しているモデルもあります。
ポイント2:掃除のしやすさ
餅がくっついて焦げると、後片付けが大変です。焼き網や受け皿が取り外せて水洗いできるモデルを選ぶと、お手入れが楽になります。象印の「こんがり倶楽部」シリーズには、フロントドアや焼き網が外せるモデルがあり、掃除のしやすさを重視した設計になっています。
ポイント3:サイズ(一度に焼ける枚数)
一度に何枚焼きたいかも重要なポイントです。2枚焼きのトースターでは、角餅なら約4個、4枚焼きのトースターでは約6個が一度に焼ける目安です。家族の人数や、餅を食べる頻度に合わせて選びましょう。
餅焼きにおすすめのトースター
ここからは、餅焼きに適した機能を持つトースターを紹介します。それぞれの特徴を比較しながら、自分の目的に合ったものを選んでください。
1. 象印マホービン こんがり倶楽部 オーブントースター(EQ-AM22-BAなど)
象印の「こんがり倶楽部」シリーズは、餅焼きに配慮した設計が特徴のトースターです。
特徴
- 細かい網目の「はずせるもち焼きネット」が付属しています。このネットのおかげで、餅がたれず、網に張り付きにくくなっています。
- 4枚焼きが可能なモデルもあり、大人数でも対応できます。
- 一部モデルはフロントドアが取り外せるので、庫内の掃除がしやすいです。
メリット
- 餅焼きに特化した設計のため、くっつきのストレスがほとんどありません。
- お手入れが簡単で、頻繁に餅を食べる家庭に最適です。
デメリット
- スチーム機能など、多機能な調理を求める人にはシンプルに感じるかもしれません。
- モデルによって価格帯が異なるので、機能をよく確認する必要があります。
向いている人
- 週に何度も餅を食べる人。
- 餅がくっつくイライラから解放されたい人。
向いていない人
- パン以外にも本格的な調理(スチーム調理など)を楽しみたい人。
購入前の注意点
- 「こんがり倶楽部」シリーズには複数のモデルがあります。4枚焼き機能の有無や、ドアが外せるかどうかなど、自分に必要な機能を確認してから選びましょう。
2. シロカ すばやきトースター(ST-2D351)
シロカの「すばやきトースター」は、デザイン性と実用性を両立した人気モデルです。
特徴
- 庫内に高さがあるため、餅や厚切りトーストも焦がさずに焼けます。
- おしゃれなデザインで、キッチンのインテリアとしても映えます。
メリット
- 餅だけでなく、トーストやグラタンなど幅広い料理に使えます。
- 見た目がよく、キッチンに置いておくだけで気分が上がります。
デメリット
- 象印の「こんがり倶楽部」のように餅専用のネットは付属していないため、くっつき防止には別途工夫が必要な場合があります。
向いている人
- キッチンのデザインにこだわりたい人。
- 餅だけでなく、トーストや焼き料理もよく楽しむ人。
向いていない人
- とにかく餅を焼くことに特化した機能を求めている人。
購入前の注意点
- 餅を焼く際は、アルミホイルを敷くなど、くっつき防止の工夫をしたほうが安心です。
3. アイリスオーヤマ オーブントースター(POT-413)
アイリスオーヤマのオーブントースターは、コストパフォーマンスに優れたモデルです。
特徴
- 4枚焼きが可能な広い庫内を持ちながら、手頃な価格帯が魅力です。
- シンプルな操作性で、初めてのトースターにもおすすめです。
メリット
- 予算を抑えつつ、一度にたくさんの餅を焼けます。
- 家族が多い家庭や、来客時に重宝します。
デメリット
- 餅専用の機能はないため、くっつき防止にはアルミホイルや油を使うなどの工夫が必要です。
- 高機能モデルと比べると、焼きムラが気になる場合もあります。
向いている人
- とにかく安くて大きなトースターが欲しい人。
- 一度に4枚以上の餅を焼く機会が多い人。
向いていない人
- 餅がくっつくストレスを少しでも減らしたい人(別途対策が必要です)。
購入前の注意点
- 餅を焼くときは、必ずくっつき防止の対策をしてから使いましょう。
4. バルミューダ ザ・トースター(K11A)
バルミューダの「ザ・トースター」は、スチーム機能でパンを美味しく焼くことで有名な高級トースターです。
特徴
- スチーム機能により、パンはもちろん、餅もふっくらと焼き上げることが期待できます。
- オートモードが搭載されており、パンに合わせた最適な焼き加減を自動で調整してくれます。
メリット
- パンと餅の両方を、それぞれ美味しく焼ける可能性があります。
- デザイン性が高く、所有する満足感があります。
デメリット
- 価格が高額です。
- 餅焼き専用の機能ではないため、くっつき防止は別途工夫が必要です。
向いている人
- トースターに高い性能とデザインを求める人。
- パンも餅も両方よく食べる人。
向いていない人
- 予算を抑えたい人。
- 餅焼きだけのために高額なトースターを買うのはもったいないと感じる人。
購入前の注意点
- スチーム機能が餅にどのような影響を与えるかは、実際に使ってみないとわからない部分もあります。口コミなどを参考にしながら検討するとよいでしょう。
焼き餅とトースターに関するよくある疑問
Q. トースター以外で餅を焼く方法は?
フライパンで焼く方法もあります。フライパンに薄く油をひいて、弱めの中火でじっくり焼くと、表面がカリッと仕上がります。トースターと違い、火力の調整がしやすいので、焦げる心配が少ないという声もあります。
Q. 切り餅は冷凍保存できますか?
はい、できます。市販の切り餅はそのまま冷凍保存が可能です。使うときは凍ったままトースターやフライパンで加熱できます。その際、焼き時間はやや長めに設定するとよいでしょう。
Q. トースターのワット数が違うと焼き時間は変わりますか?
変わります。一般的に、ワット数が高いトースターは火力が強いため、焼き時間は短めで済みます。逆にワット数が低いと時間がかかります。最初は様子を見ながら、焼き色がつくまで調整してください。
焼き餅を美味しく楽しむために
トースターで焼き餅を焼くときは、予熱や焼き時間の調整、くっつき防止の工夫が大切です。特に、サトウ食品が紹介していた「焼き上がったら2分間放置する」という余熱の活用法は、外はカリッと中はもちもちに仕上げるのに効果的な方法です。
また、トースターを新しく選ぶなら、焼き網の目の細かさや掃除のしやすさ、サイズをチェックすると、餅焼きがもっと快適になります。
今回紹介したトースターは、どれも餅焼きに適した特徴を持っています。自分のライフスタイルや予算、重視するポイントに合わせて、ぴったりの一台を見つけてください。
焼き上がった餅には、きなこやあんこ、醤油や海苔など、お好みのトッピングを楽しんでください。トースターで焼く少しの工夫が、より一層おいしい焼き餅タイムを作ってくれます。

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