自宅に届いたうなぎの蒲焼。電子レンジで温めるのは簡単だけど、できればお店みたいに香ばしくふっくら仕上げたいですよね。
そんなときに頼りになるのが、トースターです。火加減を間違えると焦げたりパサついたりしがちですが、ちょっとしたコツを知れば、驚くほど美味しく温め直せます。
この記事では、うなぎ専門店や調味料メーカーが公式に紹介している方法をもとに、トースターでうなぎを美味しく焼く手順と失敗しないポイントをまとめました。
トースターでうなぎを温める前に知っておきたいこと
トースターでうなぎを温める最大のメリットは、皮がパリッと香ばしく仕上がることです。一方で、加熱しすぎると焦げたり、身がパサついたりするデメリットもあります。
これを防ぐために重要なのが「蒸し焼き」の考え方です。最初にアルミホイルで包んで蒸し焼きにし、最後に仕上げで焼き色をつける。この2段階の工程が、ふっくらした身と香ばしい皮の両方を叶えるポイントになります。
なお、焼き時間はトースターの機種やワット数、うなぎの大きさによって変わります。ここで紹介する時間はあくまで目安として、加熱中は必ず様子を見ながら調整してください。
トースターでうなぎを焼く基本の手順
ここでは、うなぎ専門通販サイト「さとうの鰻」や調味料メーカー「日の出」の公式情報を参考にした、基本の手順を紹介します。
1. うなぎを冷蔵庫で解凍する
冷凍のうなぎを使う場合は、前日から冷蔵庫に移してゆっくり解凍してください。電子レンジの解凍モードを使うと、身が部分的に加熱されて食感が悪くなることがあります。時間に余裕を持って、冷蔵庫での自然解凍がおすすめです。
2. 軽く湯通しする(必要に応じて)
市販のうなぎにはタレがたっぷり絡んでいるものがあります。そのまま焼くと焦げやすくなるため、必要に応じて熱湯をさっとかけたり、軽く洗ったりすると余分なタレが落ちて焦げ防止になります。やりすぎると味が薄くなるので、さっと行うのがポイントです。
3. アルミホイルに包んで酒をふる
ここが一番の重要ポイントです。
アルミホイルを広げ、その上にうなぎを置きます。このとき、皮目を下にして置くのが基本です。うなぎ専門会社の山田水産は、公式noteで「皮の面を火の当たる方に置くのが鉄則」とアドバイスしています。トースターは上から火が当たるので、皮目を上にすると皮がパリッと焼けます。ただし、最初の蒸し焼き工程では、皮目を下にしてアルミホイルで包みます。
うなぎに料理酒を大さじ1程度ふりかけます。酒を加えることで、加熱中に蒸気が発生し、身がふっくらと仕上がりやすくなります。このひと手間がパサつき防止につながります。
アルミホイルでしっかりと包みます。密閉しすぎず、少し余裕を持たせて包むと、蒸気が全体に行き渡りやすくなります。
4. トースターで蒸し焼きにする
包んだうなぎをトースターに入れます。目安として、1000W(約230℃)で3〜5分ほど加熱します。この工程で、酒の蒸気によって身の内部までじっくりと温まり、ふっくらとした食感に仕上がります。
機種によって火力が大きく違うので、短めの時間から始めて、足りなければ追加で加熱するようにしてください。
5. アルミホイルを開いて仕上げに焼く
蒸し焼きが終わったら、アルミホイルを開きます。ここからが仕上げの焼き色付けです。
皮目を上にして(火の当たる方に向けて)もう一度トースターに入れます。今度は包まずにそのまま焼きます。目安は2〜3分ほど。表面が香ばしく焼き色がついたら出来上がりです。
このときも目を離さず、焦げないようにこまめにチェックしてください。タレが焦げると苦味が出るので、焼き色がついたらすぐに取り出しましょう。
6. すぐに食べる
焼き上がったら、熱いうちにいただくのが一番です。余熱で火が入りすぎないよう、少し冷ましてから切ってもよいでしょう。ふっくらした身と香ばしい皮のコントラストが楽しめます。
よくある失敗とその対策
トースターでうなぎを焼くときに多い失敗と、その解決策をまとめました。
焦げてしまう
原因の多くは、タレが多すぎることや、加熱しすぎです。対策として、焼く前に熱湯で軽く洗ってタレを落とす、またはアルミホイルで包んで蒸し焼きにしてから仕上げに焼く方法を試してください。また、最初から弱めの火力で焼き始めるのも有効です。
パサパサになってしまう
加熱しすぎや、水分が足りないことが原因です。酒をふってアルミホイルで包む蒸し焼きを必ず行いましょう。これだけで仕上がりが大きく変わります。また、焼き時間は短めに設定し、様子を見ながら調整することをおすすめします。
中まで温まっていない
冷たいまま焼き始めると、表面だけが先に焼けて中まで火が通らないことがあります。冷蔵庫から出したてではなく、しっかり解凍してから加熱を始めてください。また、蒸し焼きの時間を少し長めにすると、内部までしっかり温まります。
電子レンジとトースター、どちらを選ぶべき?
うなぎの温め方には、電子レンジとトースターの2つが代表的です。それぞれの特徴を比較してみましょう。
電子レンジは時短で手軽に温められるのが魅力です。加熱時間は1〜2分程度で済み、ふっくらとした食感に仕上がります。ただし、皮はパリッとしないため、香ばしさを求める方には物足りないかもしれません。
一方、トースターは手間はかかるものの、皮がパリッとして香ばしい仕上がりになります。お店で食べるような食感を自宅で再現したい方には、トースターがおすすめです。
目的に合わせて使い分けるのが良いでしょう。平日の忙しい夜は電子レンジ、週末のちょっと贅沢な食事にはトースターといったように、シーンに合わせて選ぶと満足度が高まります。
トースターでうなぎを焼くときの注意点
最後に、トースターを使ううえでの注意点を確認しておきましょう。
まず、トースターの加熱時間は機種によって大きく異なります。今回紹介した時間は目安であり、必ず加熱中はこまめに様子を見てください。特に仕上げの焼き工程では、あっという間に焦げることがあります。
また、うなぎのサイズや厚みによっても適切な時間は変わります。大きなうなぎの場合は、蒸し焼きの時間を少し長めに設定すると良いでしょう。
アルミホイルは必ず耐熱性のあるものを使用してください。トースターによってはアルミホイルの使用が推奨されていない機種もありますので、お使いの機種の取扱説明書を確認しておくと安心です。
まとめ
トースターでうなぎを美味しく焼くには、以下のポイントを押さえましょう。
- 酒をふってアルミホイルで包み、蒸し焼きにすることでパサつきを防ぐ
- 仕上げにアルミホイルを開いて焼き、皮を香ばしく仕上げる
- 加熱時間は目安として、機種やサイズに合わせて調整する
- 焦げやすいので加熱中は必ず様子を見る
トースターひとつで、お店のような香ばしいうなぎが自宅で楽しめます。最初は少しだけ時間を短めに設定して、様子を見ながら調整してみてください。何度か試すうちに、あなたのトースターに合ったベストな焼き時間が見つかるはずです。
ぜひ今日の夕食で、トースターを使ったうなぎの温め直しにチャレンジしてみてください。

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