「コンベクショントースターって普通のトースターと何が違うの?」「買うならどんな製品を選べばいいの?」そんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事ではコンベクショントースターの基本から、実際の選び方、おすすめモデルまでをわかりやすく解説していきます。
コンベクショントースターとは?普通のトースターとの違い
コンベクショントースターは、ヒーターで温めた空気を庫内のファンで循環させる「コンベクション機能」を搭載したトースターのことです。
普通のオーブントースターは、ヒーターからの輻射熱で食材を加熱するため、ヒーターに近い部分は焼けやすく、遠い部分は焼けにくいという焼きムラが発生しやすくなります。特に、厚みのある食材や大きな食材を加熱するときにその差が出やすいのが特徴です。
一方、コンベクショントースターは熱風を庫内全体に行き渡らせることで、食材全体をムラなく均一に加熱できます。その結果、予熱時間が短く済む、食材の表面はカリッと中はしっとりと仕上がるなど、調理のクオリティが向上するメリットがあります。
また、コンベクション機能を活かした「ノンフライ調理」に対応しているモデルも多く、油を使わずに揚げ物のような食感を再現できるのも大きな特徴のひとつです。
コンベクショントースターの選び方
コンベクショントースターを選ぶときは、次のようなポイントをチェックしておくと、自分に合った製品が見つかりやすくなります。
調理機能で選ぶ
製品によって搭載されている調理モードは異なります。トーストだけでなく、オーブン調理、グリル調理、ノンフライ調理、スローベイクなど、どのような料理に使いたいかをあらかじめイメージしておくとよいでしょう。多機能なモデルは一台でいろいろな料理に対応できる反面、シンプルなモデルに比べて価格が高くなる傾向があります。
庫内容量とサイズで選ぶ
庫内容量は、一度に調理できる食材の量や大きさに直結します。2枚焼きタイプが主流ですが、4枚焼き対応のものや、ピザや大きなおかずが入るサイズのものもあります。設置場所のスペースと、普段どんな食材を調理するかを照らし合わせて選ぶと失敗が少ないでしょう。
温度調節の範囲で選ぶ
温度調節ができる範囲も製品によって違いがあります。80℃〜230℃まで設定できるモデルなら、低温調理から高温の焼き調理まで幅広く対応できます。一方で、設定温度の幅が狭いモデルはできる料理が限られることもあるので、使いたいレシピに合わせて確認しておくと安心です。
お手入れのしやすさで選ぶ
庫内の掃除のしやすさも、長く使い続けるうえでは大切なポイントです。パンくずトレーが取り外せるか、庫内のコーティングが汚れを落としやすい素材かどうかなど、実際の使用シーンを想像しながらチェックしてみてください。
価格とコストパフォーマンスで選ぶ
コンベクショントースターの価格帯は、1万円前後のエントリーモデルから、4万円近いハイエンドモデルまで幅広くあります。予算はもちろん、機能と価格のバランスをどう考えるかも判断材料のひとつになります。
おすすめのコンベクショントースター
ここからは、実際に販売されているコンベクショントースターのおすすめモデルを紹介します。
1. 山善 コンベクショントースター YCW-C120(SG)
山善のコンベクショントースター YCW-C120(SG)は、手頃な価格ながら多機能を備えたエントリーモデルです。
特徴とメリット
- 庫内容量は10Lで、80℃〜230℃まで幅広い温度調節が可能
- エアフライ、オーブン、トースト、あたためという4つの調理モードを搭載
- 3段階の棚調節ができるので、食材の高さに合わせて焼き加減を調整しやすい
- コンパクトなサイズ感で、キッチンのスペースをあまり取らない
デメリット
- タイマーがアナログ式のため、細かい時間設定はやや難しいと感じる場合がある
- 庫内が広くないので、大きなピザや大きめのグラタン皿などは入らないことがある
向いている人
- コンベクション機能を手頃な価格で試してみたい人
- コンパクトなサイズのトースターを探している人
- トーストや冷凍食品の温め直し、簡単なオーブン調理を中心に使いたい人
向いていない人
- 正確なタイマー設定を重視する人
- 大きな食材を一度に調理したい人
購入前には、庫内のサイズ(幅25.5cm×奥行21.5cm×高さ9cm)を確認し、自分が調理したい食材が入るかをチェックしておくとよいでしょう。
2. デロンギ スフォルナトゥット EO12562J-WN
デロンギのスフォルナトゥット EO12562J-WNは、コンベクションオーブンの定番モデルとして知られています。
特徴とメリット
- 12.5Lの庫内容量で、4枚のトーストや直径25cmのピザが焼ける広さ
- コンベクション、オーブン、グリル、スローベイクの4つの調理モードを搭載
- 100℃〜220℃の温度調節が可能で、低温調理から高温調理まで幅広く対応
- デザイン性の高さも特徴で、キッチンに置くだけでおしゃれな印象になる
デメリット
- 機能が充実している分、価格がやや高めに設定されている
- 本体サイズが大きめなので、設置スペースに余裕が必要
向いている人
- ブランド力とデザイン性を重視する人
- 多機能なコンベクションオーブンを一台揃えたい人
- ピザやグラタン、ロースト料理など、さまざまな調理を楽しみたい人
向いていない人
- よりコンパクトで手頃な価格の製品を求めている人
- トーストや温め直しだけで十分な人
コンベクショントースターと関連製品の違い
ここで、コンベクショントースターと混同されやすい製品との違いも簡単に整理しておきます。
オーブントースターとの違い
オーブントースターはヒーターの輻射熱で加熱するのに対し、コンベクショントースターはファンで熱風を循環させて加熱します。そのため、コンベクショントースターのほうが庫内の温度ムラが少なく、均一な焼き上がりを実現しやすいのが大きな違いです。
スチームオーブントースターとの違い
スチームオーブントースターは、庫内に水蒸気を発生させて加熱するため、パンのような食材をふんわりと焼き上げるのに向いています。コンベクショントースターは熱風循環によるカリッとした食感やノンフライ調理が得意で、仕上がりの方向性が異なると考えるとよいでしょう。
よくある疑問
Q. コンベクショントースターで揚げ物は本当に作れるの?
コンベクション機能を使ったノンフライ調理に対応しているモデルであれば、油を使わずに揚げ物のような食感を再現することが可能です。ただし、油で揚げたものと完全に同じ仕上がりになるわけではなく、食材や調理条件によって仕上がりに差が出ることもあります。あくまで「油の量を減らせる調理法」のひとつとして捉えるとよいでしょう。
Q. コンベクショントースターとコンベクションオーブンはどう違うの?
基本的な仕組みは同じで、熱風を循環させて加熱する点は共通しています。呼び方が違うだけで、実質的には同じカテゴリの製品として扱われることが多いです。メーカーや製品によって「コンベクショントースター」と「コンベクションオーブン」のどちらの名称を使うかが異なる程度と考えておくとよいでしょう。
Q. お手入れは面倒ですか?
製品によってお手入れのしやすさは異なりますが、多くのモデルにはパンくずトレーが付いており、庫内にこぼれたパンくずや油を簡単に取り出せるようになっています。また、庫内のコーティングが汚れを落としやすい素材になっている製品も多いので、毎回の軽い掃除で十分な場合がほとんどです。ただし、ファン部分やヒーター部分は掃除しにくいため、メーカーの取扱説明書に従ってお手入れするようにしてください。
コンベクショントースター選びで押さえておきたい注意点
コンベクショントースターを購入する前に、いくつか注意点も確認しておきましょう。
まず、本体が熱くなるのは他のトースターと同様です。設置場所の周囲に十分なスペースを確保し、使用中は特に火の取り扱いに注意が必要です。取扱説明書に記載されている設置条件を必ず守ってください。
また、電子レンジ機能は搭載されていません。温め直しはトーストやオーブン調理向けの機能であり、電子レンジのように素早く食品全体を温めることはできません。
価格や仕様は予告なく変更される場合があるので、購入を検討する際は各メーカーの公式サイトや販売ページで最新情報を確認することをおすすめします。
まとめ
コンベクショントースターは、熱風を循環させることで焼きムラを抑え、幅広い調理に対応できる便利な家電です。
- 普通のオーブントースターと比べて、庫内の温度が均一になりやすい
- ノンフライ調理に対応したモデルも多く、油を使わない調理を楽しめる
- 選ぶ際は、調理機能、庫内容量、温度調節範囲、お手入れのしやすさ、価格をバランスよくチェックする
今回紹介した山善 コンベクショントースター YCW-C120(SG)は、コンパクトで多機能ながら手頃な価格帯のエントリーモデルとして人気です。デロンギ スフォルナトゥット EO12562J-WNは、機能性とデザイン性を両立した定番モデルです。
どちらも購入者の口コミでは、トーストの焼き上がりのよさや、温め直しの便利さを評価する声がある一方で、庫内の広さやタイマーの使い勝手に関しては人によって評価が分かれています。
コンベクショントースターを検討するときは、自分の調理スタイルやキッチンのスペース、予算を踏まえたうえで、今回紹介した選び方のポイントを参考にしながら、最適な一台を探してみてください。

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