オーブントースターで焼きなすを作るときの基本
「焼きなすを食べたいけど、ガスコンロの魚焼きグリルを使うのはちょっと面倒くさい」──そんなとき、手軽に使えるオーブントースターは強い味方です。
でも、いざ焼いてみると「皮がうまく焼けなかった」「中が生焼けだった」「庫内が焦げ臭くなった」なんて経験はありませんか?
実はオーブントースターで焼きなすを美味しく仕上げるには、ひとつひとつの工程にちょっとしたコツがあります。
この記事では、実際にオーブントースターで焼きなすを作るときの手順や注意点、そして「これってどうなの?」というよくある疑問にも答えていきます。
オーブントースターで焼きなすを作る前の準備
まずは下準備から。
焼きなすを美味しく仕上げるためには、焼く前の準備が仕上がりを大きく左右します。
ナスの選び方
焼きなすに使うナスは、皮が濃い紫色で張りがあるものが新鮮な証拠。ヘタの切り口が白くてみずみずしいものを選ぶと、焼き上がりもふっくら仕上がります。
下準備の手順
- ナスはしっかり洗って、表面の水分をキッチンペーパーで拭き取ります。
- ヘタを切り落とします。このとき、ヘタのすぐ下のガク(がく)の部分もきれいに取っておきましょう。
- ここが大事!包丁やフォークでナスの皮に数ヶ所、穴を開けます。
この穴あけ、なぜ必要かというと……焼いているうちにナスの内部で水蒸気が発生し、その圧力で皮が破裂してしまうのを防ぐためです。縦に包丁で切り込みを入れる方法もありますよ。
オーブントースターで焼きなすを焼く基本の手順
準備ができたら、いよいよ焼いていきましょう。
加熱時間と温度の目安
オーブントースターでの焼き時間の目安は、だいたい200℃前後で15〜20分ほど。
ただし、これはあくまでも目安です。
お使いのオーブントースターのワット数や庫内のサイズによって、焼き時間は大きく変わってきます。800Wクラスのコンパクトタイプならもう少し長めに、1200W以上の高出力タイプなら短めに調整する必要があります。
焼き方のバリエーション
オーブントースターで焼きなすを作る方法には、大きく分けて3つのパターンがあります。
1. クッキングシート(オーブンシート)を使う方法
庫内の汚れを防ぎたいなら、クッキングシートを使うのがおすすめです。
ナスをクッキングシートの上にのせて、そのままトースターへ。シートが蒸気を適度に閉じ込めてくれるので、しっとりとした仕上がりになります。
オーブントースターに対応した耐熱性のあるシートを選んでください(目安は250℃以上対応のもの)。庫内の掃除がぐっとラクになるので、後片付けの手間を減らしたい人にぴったりです。
2. 焼き網に直接のせて焼く方法
直火焼きに近い仕上がりを求めるなら、焼き網の上に直接ナスをのせて焼く方法も。
皮がパリッと香ばしく焼き上がるのが魅力です。天板にアルミホイルやクッキングシートを敷いておけば、落ちた水分や脂分も受け止められます。
ただ、皮が焦げやすく、中が生焼けになるリスクもあります。焼き加減を見ながら途中で裏返すことがポイントです。
3. アルミホイルで包んで焼く方法
「アルミホイルで包んで焼く」という方法もありますが、こちらは注意が必要です。
アルミホイルで包んで焼くと蒸し焼き効果で中までトロッと仕上がる反面、庫内が狭いスリムタイプのオーブントースターでは発火・過熱のリスクがあります。
アルミホイルを使う場合は、必ずお使いのオーブントースターの取扱説明書で使用の可否を確認してください。最近のコンパクトタイプでは非推奨とされている機種も多いです。
オーブントースターで焼きなすを美味しく仕上げるコツ
途中で裏返す
焼き始めて8〜10分くらい経ったら、一度トースターを開けてナスを裏返しましょう。上下の加熱ムラを防ぎ、全体をまんべんなく焼くことができます。
焼き上がりの見極め方
竹串をナスの中央に刺してみて、スッと通れば焼き上がりの合図です。反対に、竹串が途中で止まるようなら、もう少し焼き時間を追加しましょう。
焼き上がったらすぐに水にさらす
焼き上がったナスをすぐに水にさらすと、皮がむきやすくなります。熱いうちに水に入れて少し冷ますと、するりと皮が剥けるんです。
もちろん、皮ごと食べるのもおいしいですよ。苦味が気になる場合は剥いてしまいましょう。
オーブントースターで焼きなすを作るときの注意点
庫内の掃除をこまめに
焼きなすを焼くと、ナスの水分や脂分が庫内に飛び散ることがあります。そのままにしておくと、焦げ付きや煙の原因になります。
焼き終わったら庫内が冷めてから、さっと拭き取る習慣をつけておくと気持ちよく使えます。
加熱中は高温に注意
オーブントースターは庫内が非常に高温になります。焼き上がったナスを取り出すときは、必ずトングを使いましょう。火傷のリスクを減らせます。
煙が出たときは
焼いている途中に煙が出ることがあります。ナスの水分や脂がヒーターに落ちて煙になるケースが多いですが、もし焦げ臭い煙が強く出るようなら、一度焼くのを止めて庫内を確認してみてください。
よくある疑問と答え
Q. 焼きなすはオーブントースターじゃなくても作れますか?
もちろんです。ガスコンロの魚焼きグリルや直火、フライパンでも作れます。ただ、オーブントースターは手軽に火加減を調整できるので、初心者にも取り組みやすい調理器具です。
Q. 皮に穴を開けなくても大丈夫ですか?
破裂のリスクがあるので、必ず開けることをおすすめします。包丁で縦に切り込みを入れるだけでも効果があります。
Q. 焦げた皮は食べられますか?
食べられますが、苦味が強いと感じる場合は剥いて食べてください。
Q. レンジで下茹でしてから焼くのはありですか?
ありです。電子レンジで先に加熱しておけば、トースターでの焼き時間を短縮できます。時短をしたいときにはおすすめの方法です。
オーブントースターで焼きなすを美味しく作るために
オーブントースターでの焼きなすは、ちょっとした準備とコツさえ押さえれば、手軽に美味しく仕上がります。
ポイントをおさらいすると──
- ナスは洗って水気を拭き、ヘタを切り落とす
- 皮に包丁やフォークで数ヶ所穴を開ける(破裂防止)
- 焼き時間は機種によって調整が必要
- 途中で裏返すとムラなく焼ける
- アルミホイルを使う場合は取扱説明書を必ず確認
- 焼き上がったら竹串で火の通りをチェック
- 庫内の掃除を忘れずに
自分が使っているオーブントースターの特性を知って、焼き時間や焼き方を微調整してみてください。何度か試しているうちに、自分好みの焼き加減が見つかります。
最初は少し様子を見ながら焼いてみて、慣れてきたら「今日は少し長めに」「今回は皮をパリッと仕上げたい」など、アレンジを楽しんでみてくださいね。

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