唐揚げを食べたいけれど、揚げ物をするのはちょっと面倒……。そんなときに頼りになるのが、家庭にあるトースターです。
「トースターで唐揚げって本当にできるの?」「カラッと仕上がるの?」「加熱時間や温度はどうすればいいの?」
こんな疑問をお持ちの方に向けて、トースターを使った唐揚げの作り方や、失敗しないためのコツを詳しく解説していきます。
トースターで唐揚げは作れるのか
結論から言うと、トースターで唐揚げは十分に作れます。
揚げ油を使わずに調理できるため、後片付けが格段にラクになるのが大きな魅力です。特に1〜2人分の少量調理に向いており、忙しい日の夕食やお弁当のおかず作りにも重宝します。
ただし、従来の揚げる唐揚げとは仕上がりが異なる場合がある点は、あらかじめ理解しておきましょう。トースターは「焼く」調理なので、油で「揚げる」ほど表面がパリッとしないこともあります。とはいえ、工夫次第で十分に満足できる仕上がりになります。
トースターで唐揚げを作る基本の流れ
ここでは、生の鶏肉からトースターで唐揚げを作る基本的な手順を紹介します。
下ごしらえをする
鶏もも肉または鶏むね肉をひと口大に切ります。醤油、酒、にんにく、生姜などで下味をつけ、しばらく置いて味を馴染ませます。
衣は薄力粉と片栗粉を同量ずつ混ぜたものがおすすめです。下味がついた肉にまんべんなく衣をはたきつけましょう。余分な粉は軽くはたき落としてください。
トースターを予熱する
トースターで唐揚げを成功させる最大のポイントは予熱です。
予熱しないと庫内温度が安定せず、加熱ムラが生じたり、生焼けの原因になったりします。必ず設定温度に達してから肉を入れるようにしてください。
アルミホイルを敷く
庫内の油汚れを防ぐために、天板やトレイにアルミホイルを敷きましょう。クッキングシートでも代用できますが、油はねで焦げ付く場合があるので、アルミホイルのほうが扱いやすいです。
加熱する(目安の温度と時間)
加熱時間はトースターの機種(ワット数)や庫内の広さによって異なります。あくまで目安として覚えておいてください。
- 設定温度の目安:180〜200℃
- 加熱時間の目安:片面5〜7分、合計10〜15分
加熱の途中で一度裏返すと、両面が均一に焼けて仕上がりがよくなります。
火の通りを確認する
加熱が終わったら、一番厚みのある部分に竹串を刺してみましょう。透明な肉汁が出てくれば火が通ったサインです。赤い肉汁や血の気がある場合は、再加熱してください。
生焼けは絶対に避けましょう。 鶏肉は中心部までしっかり火を通すことが大切です。
トースターで唐揚げを美味しく作るコツ
基本の流れを押さえたうえで、より美味しく仕上げるためのコツをいくつか紹介します。
衣は薄めにつける
衣が厚すぎると加熱ムラの原因になります。薄く均一につけることで、カラッとした仕上がりに近づきます。
肉を重ねない
庫内が狭いからといって、肉を重ねて並べるのは厳禁です。熱の通りが悪くなり、生焼けの原因になります。必ず重ならないように、間隔を空けて並べてください。
余分な油を拭き取る
下味をつけるときに、肉の表面の水分や油をキッチンペーパーで軽く拭き取ってから衣をつけると、余計なベチャつきを防げます。
トースターの種類に合わせて調整する
最近のトースターは高ワット数のモデルが多く、従来よりも短時間で加熱が終わることがあります。初めて作る際は、目安時間より短めに設定し、様子を見ながら調整するのが安全です。
冷凍唐揚げをトースターで温める場合
生の唐揚げを作るのが面倒な日は、市販の冷凍唐揚げをトースターで温めるのも手軽な方法です。
- メリット:調理の手間がほぼなく、失敗が少ない
- デメリット:手作りならではの満足感はやや薄れる
冷凍唐揚げをトースターで温める場合は、必ず商品のパッケージに記載された加熱時間と温度を守ってください。商品ごとに最適な加熱条件が異なります。
一般的な目安としては、予熱したトースターで180℃前後、5〜8分程度ですが、あくまで参考値です。パッケージの指示を優先しましょう。
トースターとエアフライヤー・オーブンレンジの違い
「トースター以外の選択肢も気になる」という方のために、代表的な調理家電との違いをまとめました。
エアフライヤー(ノンフライヤー)との違い
エアフライヤーは、強力なファンで熱風を庫内に循環させることで、揚げ物に近い食感を実現する調理家電です。
- トースターに比べて:より均一に加熱され、カリッとした仕上がりになりやすい
- デメリット:庫内が狭いモデルが多く、価格帯もトースターより高め
唐揚げだけでなく、冷凍食品全般をよく食べる方にはエアフライヤーも検討しやすい選択肢です。ただし、キッチンのスペースや予算と相談しながら決めるとよいでしょう。
オーブンレンジとの違い
オーブンレンジは庫内が広く、一度に大量の唐揚げを調理できます。過熱水蒸気機能付きのモデルなら、ヘルシーに仕上げることも可能です。
- トースターに比べて:大量調理に向くが、予熱に時間がかかる
- デメリット:庫内が広い分、温度設定や時間の調整がやや難しい
家族向けにまとめて作りたい方は、オーブンレンジのほうが適している場合があります。
トースターで唐揚げを作るときの注意点
安全で美味しい調理のために、以下の点に注意してください。
庫内の掃除をこまめに
油はねや衣のカスが庫内に残ると、発煙や発火のリスクがあります。調理後は必ず庫内を拭き掃除し、定期的に取扱説明書に沿ったメンテナンスを行いましょう。
加熱しすぎに注意
トースターは庫内が狭く、オーブンよりも加熱が早い傾向があります。目安時間を過ぎても焼き色が薄いからといって、無闇に加熱を続けると焦げや発煙の原因になります。目視で様子を見ながら調整してください。
アルミホイルは正しく使う
アルミホイルがヒーターに触れると火災の危険があります。必ずトレイや天板の上に敷き、ヒーターから十分な距離を保ってください。取扱説明書でアルミホイルの使用可否を確認するのも忘れずに。
よくある質問
Q. トースターで作った唐揚げはカリッとしますか?
揚げたものほどパリッとはしませんが、予熱をしっかり行い、加熱の途中で裏返すことで、ある程度のカリッとした食感が得られます。
Q. 加熱時間はどのくらいが目安ですか?
機種やワット数によって異なりますが、180〜200℃で片面5〜7分が目安です。初めての場合は短めに設定し、様子を見ながら調整してください。
Q. 油はねはありますか?
衣に含まれる油分や肉から出る脂で、ある程度の油はねは発生します。アルミホイルを敷くことで、庫内の汚れを防げます。
Q. 冷凍唐揚げをそのまま入れても大丈夫ですか?
はい。ただし、パッケージに記載された加熱時間・温度を必ず守ってください。目安時間よりも長く加熱しすぎるとパサつく原因になります。
まとめ
トースターは、唐揚げを手軽に調理できる便利な家電です。揚げ物の後片付けが面倒な日や、少量の唐揚げをさっと作りたいときに重宝します。
成功のポイントは次のとおりです。
- 予熱を必ず行う
- 加熱温度と時間は機種に合わせて調整する
- 肉は重ねずに並べる
- 火の通りは竹串で確認する
- 庫内の掃除を習慣にする
市販の冷凍唐揚げを温めるだけならさらに手軽で、失敗も少ないので、まずはそこから始めてみるのもおすすめです。
トースターの特性を理解して活用すれば、揚げ物のハードルがぐっと下がります。ぜひあなたの食卓でも、トースター唐揚げを試してみてください。
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