「あれ、もう売ってないの?」
そう思って検索にたどり着いたあなたは、きっとアプレシアプラスを長く使ってきた方なんじゃないでしょうか。シンプルで飽きが来ないデザイン、片手でパカッと開く蓋、注ぎやすさ。毎朝コーヒーを淹れるたびに感じる、あのちょうどいい手応え。
壊れてしまったから同じものが欲しいのか、それとも買い替え候補として中古も含めて探しているのか。いずれにしても、なぜこのモデルがここまで人に愛されるのか、そして今どうすればいいのか、一緒に整理してみましょう。
まず知っておきたい。アプレシアプラスは今どうなっているのか
結論からお伝えすると、ティファールのアプレシアプラスはすでに販売終了となっています。いわゆる型落ち品で、家電量販店の店頭でも見かけることはほぼありません。
ただ、だからといって「手に入らない」と完全に諦める必要はないんです。中古品や未使用の在庫品がフリマアプリなどで出品されていることがあり、根強い人気をうかがわせます。どうしてもこのモデルじゃなきゃ嫌だという声が、今でもネット上にはあふれているんですよね。
いま振り返る、アプレシアプラスが長く愛された理由
なぜここまで惜しまれるのか。主な特長を改めて見てみましょう。
ワンタッチでパカッと開く、あの軽快な蓋の開閉
これに尽きるという人も多いはず。本体上部のボタンを押すだけで蓋が大きく開き、そのまま水道から直接給水できます。しかも本体と蓋が分離しない設計だから、片手でさっとすませられる気軽さがありました。忙しい朝にあの動作が染みついていると、ほかのケトルに変えたときに「あれ、ちょっと面倒かも」と感じてしまうんです。
ひと目でわかる、外部についた水量目盛り
実はこれ、後継モデルには引き継がれなかったポイントでもあります。外側に大きく表示された目盛りのおかげで、わざわざ中をのぞき込まなくても、必要な分だけお湯を沸かせるのが便利でした。ちょっとカップラーメンを作りたいとき、コーヒーを一杯だけ淹れたいとき、無駄なく使えるのって地味にうれしいですよね。
部屋に溶け込む、すっきりした佇まい
過度な丸みを帯びていない、適度に直線的で落ち着いたフォルム。カラーバリエーションも白や黒をはじめ、キッチンに置きっぱなしでも生活感が出すぎないところが魅力でした。今のティファール製品に近いデザイン言語を感じさせるモデルでもあります。
ユーザーのリアルな声から見えた、注意しておきたいポイント
もちろん、いいところばかり語るのはフェアじゃないので、使っていた人たちのリアルな口コミも拾っておきます。中古での購入を検討している方は、とくにここを踏まえておくと後悔しにくいですよ。
経年劣化や個体差による動作トラブル
「5年ほぼ毎日使ってもまったく問題なかった」という声がある一方で、「1年ちょっとで電源が入らなくなった」「沸騰が止まらなくなって買い替えた」という報告もちらほら見られます。中古品を買う場合、残念ながらこうした当たり外れのリスクがあることは承知しておきましょう。
注ぎ口からお湯がポタポタ垂れやすい
これは形の問題かもしれません。レビューを読んでいると、カップに注ごうとしたときに注ぎ口を伝ってお湯がこぼれた、という体験談がいくつか出てきます。ゆっくり注げばある程度防げるようですが、朝のバタバタした時間帯には気になるかも。
沸騰中の本体はかなり熱くなる
プラスチック製のボディ全体が熱を持つので、小さなお子さんがいる家庭ではうっかり触らないように注意が必要です。取っ手の上部も熱くなることがあるため、必ず下のほうを握る習慣をつけておくといいでしょう。保温機能はそもそもついていないので、沸騰後は冷めていきます。
「やっぱりアプレシアプラスがいい」中古で探すときのチェックポイント
どうしてもこのモデルを手に入れたい、という方は中古のルートが現実的です。
ただ、上述したように当たり外れがある以上、動作確認済みかどうかは最低限チェックしたいところ。出品者の評価や商品説明をしっかり読み、できれば通電確認の動画があるものを選ぶと安心です。水を入れて実際に沸騰させたというコメントがあれば、なおいいですね。
また、注ぎ口や本体にひび割れがないか、蓋のロック部分がちゃんと機能しているかも写真で確認しておきましょう。アプレシアプラスは樹脂製ケトルなので、落としたりぶつけたりした形跡がある個体は避けたほうが無難です。
現行モデルとじっくり比べて選ぶなら、このあたりが候補に
「修理も難しいし、中古も不安だな」と感じたら、気持ちを切り替えて現行のティファール製品に目を向けるのもひとつの手です。後継機にあたるモデルを実際に使った人の声を踏まえて、比較軸を整理しておきますね。
とにかく軽さを求めるなら「パフォーマ プラス」
アプレシアプラスからの乗り換え先として、真っ先に名前が挙がるシリーズです。ティファール 電気ケトル パフォーマ プラスは軽量設計で、アプレシアプラスよりもさらに扱いやすいと感じる人もいるようです。ただ、水量目盛りが内部に変わっているので、外側の目盛りに慣れていると「見にくいな」と思う瞬間があるかもしれません。蓋もスライド式で、ワンタッチでパカッと開く感じではないので、そこは店頭で感触を試してみるのがおすすめです。
コーヒーを丁寧に淹れたいなら「バルミューダ」のような細口ケトル
コーヒー好きが高じて、いっそ注ぎ口の細いタイプに変えた、という人もいます。お湯の落ちる位置をコントロールしやすく、ドリップの再現性がぐっと上がるからです。ただし、蓋が完全に外れるタイプや、注ぐときにちょっとコツがいるものもあるので、アプレシアプラスの手軽な操作性とは方向性が少し違います。
「やっぱり外側にメモリがほしい」なら他メーカーも視野に
実はティファールの現行品は、ほとんどが内部目盛りを採用しています。外部に水位窓がある電気ケトルとなると、パナソニックや象印、デロンギといったメーカーにも選択肢があります。ただ、各社でデザインのテイストや注ぎ口の形状はまったく異なるので、できれば家電量販店で実物を触ってみるのが確実です。
ティファール 電気ケトル アプレシアプラス、結局どうするのが正解か
ここまで読んで、「結局どれを選べばいいの?」と思われたかもしれません。
あの蓋の開閉感と外部目盛りにどうしてもこだわりたいなら、リスクを理解したうえで中古のアプレシアプラスを探すのはアリだと思います。毎朝のコーヒーがちょっと楽しみになる、そういう道具との付き合い方ってありますからね。
一方で、そろそろ新しい相棒を見つけてもいいかな、と思えたなら、ティファール 電気ケトル パフォーマ プラスを第一候補に、実際に手に取って比較してみてください。機能は日々進化していますし、軽さや静音性といった部分で新しい発見があるかもしれません。
どちらを選ぶにしても、あなたの朝がもっとスムーズで、ちょっとだけ気分のいいものになるといいなと思います。


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